今年も、また那須の山に登ってきました。今回の目標は、南月山。牛ヶ首から尾根伝いに連なるなだらかな山です。折りしも、紅葉の時期で秋の色を堪能することが出来ました。
いつも通りの峠の茶屋駐車場に車を止め、朝食を取り、出発した。下図の定番の景色を眺めながら登る。いつもは、夏登山が多いので、今回の秋の登山は風が涼しくて気持ちが良かった。
峰の茶屋避難小屋の分岐点より、朝日岳とは正反対の方向に向かう。途中、茶臼岳に向かう道と別れ、ひたすら山腹の平坦な道を歩く。途中、硫黄の噴出しが見える。小学生の頃、ロケット燃料の火薬作りに硫黄を使ったことを思い出しました。あの時の硫黄は、どうやって手に入れたのだろう。
まもなく、見通しが良くなり、姥が平の紅葉が見られるようになった。今日は、2014年9月23日。まだまだ深く色づくことでしょう。
牛ヶ首に近づくと、南月山が見えてきました。下写真の左上に霞むなだらかな山が南月山です。視界が良く、稜線歩きを楽しむことが出来ます。
牛ヶ首に到着。茶臼岳の雄大な景色を楽しむことが出来ます。が、もしも岩が崩れて来たらと、少し怖い気持ちも出てきます。9月27日の御嶽山の噴火も、このくらい静かな風景だったのだろうなと、想像してしまいます。
途中、トリカブトの群生に出会いました。
南月山に到着。茶臼は遥か向こうへ。
南月山に別れを告げ、牛ヶ首へ戻る。そこから、急遽、紅葉狩りということで、姥が平へ下ることにしました。下りは登りに比べると圧倒的に楽チンである。20分で姥が平へ到着しました。
姥が平からの茶臼を見る眺めは圧巻でした。さらに紅葉が濃くなればなおさらです。
最も紅かった木は、カエデの種類の木でした。
那須を下山、定番の那須サンバレーで一泊。翌日は龍王峡から日光・東照宮へハンドルを向けました。龍王峡は、20年前に良く行った場所で、懐かしく思えました。
東照宮は、40年前に行ったっきりで、前回のことは全く覚えていません。なんだか、外国の観光客が異常に多く感じました。しかし、東照宮とは言え、たとえばローマの遺跡に比べれば規模は遥かに小さく、外国の人は満足しているのかなと、心配になりました。
【追記】
9月27日の御嶽山噴火による大惨事。あれだけ火山性地震の予兆があったにもかかわらず、なぜ気象庁は危険レベルを1から2あるいは3へ上げなかったのだろうか。気象庁と火山噴火予知連絡会は、マグマ噴火ではなく、水蒸気爆発による噴火なので噴火予知が出来なかったと言い訳をしている。ここで声を大にして言いたい。水蒸気爆発だからこそ、火山性地震の予兆が全てであり、そのことを踏まえて責任ある体制で危険レベルの判定をしていただきたい。
今回登った那須の茶臼岳の他、日光白根山、安達太良山と、この近辺の活火山はモニターされている47火山の中に入っている。牛ヶ首、あるいは姥が平から眺める茶臼岳は雄大だが、ちょっとした噴火で岩が崩れてきそうな地形になっている。噴火予知能力を高めて欲しいし、気象庁の火山噴火予知部署や火山噴火予知連は責任を持って使命を果たして欲しい。
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