活き活きPC&園芸三昧

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September 5, 2023
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カテゴリ: 天文
 1.2023年9月1日、今日も晴れ 



  今回の記事は、2023/8/25-6にTSA-120で個々の網状星雲と2023/9/1のFRA400での網状星雲全景を庭撮りした記事です。それぞれのライブスタックの動画とスタック画像をまとめて下の動画にしました。美しく華麗な星雲でした。



                 網状星雲の全景と個々の詳細動画【クリックで動画へ】




 2.網状星雲全景 

  網状星雲の全景は、最初Askar FRA400で撮ろうと思い、実際に導入してみると全景が入りそうで入らない結果となり、急遽F3.9レデューサーの登場となりました。このレデューサーの優れどころは、2インチのフィルター用の「隠しネジ」が作ってあるところです。きっちりと撮影者の困りどころを捉えて、工夫しているところは感心します。日本の天文メーカーさんも見習ってほしいです。


                           網状星雲全景

  撮影日:2023/9/1。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 (f=400mm)。レデューサー:F3.9 レデューサー、最終焦点距離(f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100, 温度: 0℃)。ガイドスコープ:SVBony ミニガイド (f=120mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスなしでASiairにて8回ライブスタック。画像処理:自動保存された8枚のライトFitsフレームをフラット、ダーク、バイアス補正後 ASiDeepStackにてスタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。





 3.個々の網状星雲 

網状星雲・東側(The Eastern Veil)


                       網状星雲・東側

  撮影日:2023/8/25-6。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:TSA-120 (f=900mm)。レデューサー:Vixen SD フラットナー/レデューサー HDキット、最終焦点距離(f=725mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100, 温度: 0℃)。ガイドスコープ:Evoguide 50ED (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスなしでASiairにて10回ライブスタック。画像処理:自動保存された10枚のライトFitsフレームをフラット、ダーク、バイアス補正後 ASiDeepStackにてスタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。





次は、真ん中付近にある網状星雲・ピッカーリングの三角(Pickering' Triangle)です。


                      網状星雲・トライアングル

  撮影日:2023/8/25-6。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:TSA-120 (f=900mm)。レデューサー:Vixen SD フラットナー/レデューサー HDキット、最終焦点距離(f=725mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100, 温度: 0℃)。ガイドスコープ:Evoguide 50ED (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスなしでASiairにて10回ライブスタック。画像処理:自動保存された10枚のライトFitsフレームをフラット、ダーク、バイアス補正後 ASiDeepStackにてスタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。





                        網状星雲・西側

  撮影日:2023/8/25-6。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:TSA-120 (f=900mm)。レデューサー:Vixen SD フラットナー/レデューサー HDキット、最終焦点距離(f=725mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100, 温度: 0℃)。ガイドスコープ:Evoguide 50ED (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスなしでASiairにて10回ライブスタック。画像処理:自動保存された10枚のライトFitsフレームをフラット、ダーク、バイアス補正後 ASiDeepStackにてスタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。





 4.あとがき 


1.今回初めて網状星雲を撮影しました。実際に目にしてみて非常に美しい星雲だと感激しました。しかし網状には見えません。なぜ網状なのか。英語名のベール星雲がピッタシの華麗な星雲でした。

2.フィルターにナローバンドフィルターを使うとプレートソルビングに時間がかかるようになったり、時には失敗することもあります。極軸合わせもプレートソルビングを使っているので、予想以上の時間がかかり厄介でした。

3.オートガイドは当初オフアキシスガイドを組んでいましたが、ナローバンドフィルターを使うとガイド星が見えにくくなり、急遽ガイド鏡によるオートガイドにした。フィルタードロワーを使って、カメラ直前のフィルターにすると良いかも知れない。





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Last updated  November 1, 2023 06:12:22 AM
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