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スペイン、バスク地方出身のポップ/ロック・バンドのベスト曲 ドゥンカン・ドゥ(Duncan Dhu,日本盤では“ダンカン・デュー”の表記)は、アコースティックな趣の強い3人組のスペインのポップ・ロック・グループ。もともとは異なる二つのバンド出身者の融合から誕生した。アリストガトスというバンドのシンガーだったミケル・エレンチュン(Mikel Erentxun)、ロス・ダルトンのメンバーだったディエゴ・バサージョ(Diego Vasallo)とフアン・ラモン・ビレス(Juan Ramón Viles)によって、スペイン北部のバスク地方で1984年に結成された。 バンド名の由来は、ロバート・ルイス・スティーヴンソン(『ジキル博士とハイド氏』で知られる作家)の作品中に登場する人物名。これをスペイン語読みすると“ドゥンカン・ドゥ”となる。2001年のアルバム『クレプスクロ』を最後にバンドの活動は止まっていたが、長い時を経て2013年に復活している。 結成の翌85年、デビューアルバムから数えて3枚目の『時の叫び(El grito del tiempo)』からのファーストシングルがこの「何処かで(En algún lugar)」で、このバンドの一押しベスト・ソングである。さらりとアコギの伴奏が効いていて、メロディアスで、全体的にシンプルな作り。どうもうまく説明できなさそうなので、興味のある方は下記動画をご覧いただきたい。 なおこのバンドのベスト盤には、なぜかライブ・テイクが収められていたりするが、もとのスタジオ・バージョンの方が完成度が高い。個人的には、圧倒的に元のテイクの方がお勧め。 [収録アルバム]Duncan Dhu / El grito del tiempo (1988年)↓ベスト盤(どのヴァージョンが入っているのかは不明、あくまで参考リンクです)↓ 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ダンカン・デューDuncan Dhu / 20 Grandes Exitos (輸入盤CD)(ダンカン・デュー) 下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2014年07月30日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その10 さて、70年代ロックの名曲といえば、絶対に外すことのできない名曲の一つと個人的に思っているこのナンバーで、今回シリーズの締めくくりにしたいと思います。 クリーム後のエリック・クラプトン(Eric Clapton)は、ブラインド・フェイスの結成と解散、デラニー&ボラニーとの共演、さらにはソロ作と活動の場を移しながら、デレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek and the Dominos)の結成に至りました。しかしこれもすぐさま空中分解でしたが、アルバムは名盤(当時の評価や売り上げはともかくとして)、そしてこの表題曲も長尺の大名作です。 よく知られているように、当時のクラプトンはジョージ・ハリスンの妻だったパティへの感情がストレートに反映された内容。演奏面では、デュアン(デュエイン)・オールマン(参考過去記事(1) ・(2) )の参加が効いています。 この曲はライヴでもさんざん演奏され、アコースティックなど様々なヴァージョンがありますが、個人的には、ストレートにやっているのが好きです。たとえばこんな感じ、ということで、1985年のライヴ演奏(ジェネシスのフィル・コリンズがドラムを叩いています)をご覧ください。 また機会があれば第3弾をとも思いますが、70年代ロックの名曲シリーズ第2弾、まずはこれで一区切りです。[収録アルバム]Derek and the Dominos / Layla (1970年)その他、エリック・クラプトンのベスト盤類にも収録。↓オリジナル・アルバム↓ 【CD】いとしのレイラ/デレク・アンド・ドミノス [UICY-91658] デレク・アンド・ドミノス↓クラプトンのベスト盤↓ Eric Clapton エリッククラプトン / Time Pieces - Best Of E.c. 輸入盤 【CD】↓こちらには“アンプラグド・ヴァージョン”収録↓ 【送料無料】【輸入盤】 ERIC CLAPTON / CHRONICLES BEST OF [ エリック・クラプトン ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年07月27日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その9 1960年代後半に登場し、70年代に入ってグラム・ロックを代表するバンドなったT・レックス(T. Rex, 当初はティラノザウルス・レックスTyrannosaurus Rex)。マーク・ボラン(Marc Bolan)をリーダーとするイギリスのバンドでした。同バンドの代名詞ともいえる有名曲といえばこれです。「ゲット・イット・オン(Get It On)」(全英1位、全米10位)をどうぞ。 まもなくブームは去り、マーク・ボランの薬中や激太りもあって、バンドの人気はあまり長続きしませんでした。英国や日本ではそれなりに受け入れられてはいたものの、こと米国での人気度はというと、この曲のヒットぐらいなものでした。結局、マーク・ボランは30歳の誕生日を迎えることなく1977年に自動車事故で亡くなってしまいます。 では、この曲は忘れ去られ、あるいは過去のヒット曲として伝えられるだけになったのかというとそうではありませんでした。80年代半ばになって、「ゲット・イット・オン」の見事な復活激がありました。 当時、人気絶頂のデュラン・デュランはメンバー各自のソロ・プロジェクトの動きがあり、アンディ・テイラーは同じく英国人のヴォーカリスト、ロバート・パーマーに声をかけて、パワー・ステーションというユニットを実現します。このパワー・ステーションがヒットさせた曲の一つが、「ゲット・イット・オン」だったというわけです。そのようなわけで、パワー・ステーション版「ゲット・イット・オン」もお聴きください 元のT・レックスの演奏に愛着があるという人も多いかもしれませんが、個人的にはこの80年代カバーもたいへん出来がよく、なかなかのお気に入りです。皆さんはどちらがお好みでしょうか。[収録アルバム]T. Rex / Electric Warrior(電気の武者)(1971年)←T・レックスのオリジナルのアルバムThe Power Station / The Power Station (1985年)←80年代、R・パーマーのヴォーカルによるカバー 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】電気の武者+8/T.レックス[SHM-CD]【返品種別A】 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ザ・パワーステーション [ ザ・パワー・ステーション ] 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2014年07月25日
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2014年07月23日
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永遠の“ライヴの教科書”~ジョニー・ウィンター追悼(後編)(前編からの続き) さて、ジョニー・ウィンター・アンドという、一風変わった(初めて聞く人は、例外なく“アンド・何?”となるのではないだろうか)バンド名でのライヴ作品について、引き続き見ていくことにしたい。 前項で述べたように、バンド・スタイルでの演奏だが、その編成は、ギター2本、ベース、ドラムという構成。メンバーの中で注目は、もう一人のギタリスト、リック・デリンジャー(「ロックンロール・フーチー・クー」の作者としても知られ、ウィンターとの共演の他、80年代にはプロデューサーとしてアル・ヤンコヴィックを世に送り出してもいる)の参加。もちろん、ギターをメインで聴かせるのはジョニー本人だが、バンドとしての塊(敢えて“まとまり”というのではなく、一塊になっている感じ)が抜群の演奏を繰り広げている。ちなみに、ベースはランディ・ジョー・ホッブス、ドラムはボビー・コールドウェル(AORシンガーとは別人)である。 もちろん、ジョニー・ウィンター自身のギター・プレイは、聴きどころ満載である。ブルース・ギタリストとしての真骨頂を示しているのは、B・B・キングの2.「イッツ・マイ・オウン・フォールト」で、本人自作曲の5.「ミーン・タウン・ブルース」とあわせればブルース・プレイヤーとしての彼の本領発揮ということになるのだろう。 けれども、これら2曲で終わりにしてしまってはもったいないのが、この盤だと思う。冒頭の1.「リトル・スクール・ガール」のように、ロックのノリが強い(しかもそれがサニー・ボーイ・ウィリアムソンの曲!)中に、ジョニー・ウィンターのギターが生かされた演奏こそが、むしろアルバム作品としては聴きどころになっているようにすら感じる。その意味でのハイライトは、“ブルース的”な聴かせどころよりも、むしろ4.「ロックンロール・メドレー」のような部分だと言えるかもしれない。ロックバンドをやるのなら、誰しもがこのような一体感と個性の融合を試みたいと思うに違いない。その意味では、絶好の“教科書”的アルバムでもある。そんな風に考え出すと、ストーンズの3.「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」も、チャック・ベリーの6.「ジョニー・B・グッド」も聴き逃せない演奏という風になってくる。 最後に、先週のジョニー・ウィンターの訃報についてあらためて振り返っておきたい。ツアー先のヨーロッパのホテル(スイスのチューリッヒ)で亡くなったとのことで、死因は今のところよくわからないのだけれど、70歳(それも近年は来日も含め比較的活発に活動していた)というのは、惜しむほかない。そう言えば、昨年亡くなったルー・リードも71歳と、ほぼ同じ世代だった。これからもこの世代のミュージシャンの訃報を時折耳にすることになるのかもしれないが、時代の移り変わりを再認識させるこうしたニュースには、何とも言えない寂しさが伴う。 ジョニー・ウィンターがもっとも偉大だったところは、“彼を超えるギタリスト”(少なくともそう形容される人)が、1960年代末のシーンへの登場以降、亡くなった現在まで、一度も現れなかった点である。さほど有名ヒットを飛ばしたわけでない一方、実力面での抜きんでていた彼の存在をよく表している評価だと思う。白いブルース・ギタリストよ、永遠なれ。ご冥福をお祈りします。[収録曲]1. Good Morning Little School Girl2. It's My Own Fault3. Jumpin' Jack Flash4. Rock And Roll Medley: 1) Great Balls Of Fire~2) Long Tall Sally~3) Whole Lotta Shakin' Goin' On5. Mean Town Blues6. Johnny B. Goode1971年リリース Johnny Winter ジョニーウィンター / Live 輸入盤 【CD】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2014年07月22日
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永遠の“ライヴの教科書”~ジョニー・ウィンター追悼(前編) 1960年代後半~70年代初めあたりに登場あるいは活躍し、音楽シーンを沸かせたミュージシャンたちの多くが、そろそろ70歳代という世代に突入している。わかりやすい例を挙げれば、ジョン・レノンが生きていたら今は73歳、ジミ・ヘンドリクスが健在でいたならば現在72歳という計算になる。 ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)もその世代のミュージシャンである。1944年生まれで、期待いっぱいの契約金から“100万ドルのギタリスト”と呼ばれて華々しくデビューした(参考過去記事)。ロックらしさも持ち合わせていたが、何よりも白人ブルース奏者として、近年も活動をしていた。 そんな矢先、つい先ごろ(2014年7月16日)逝去との一報が届いた。そのうちブログ記事にしようと思いつつそのままになっていたアルバム数枚を前にして、まずはジョニー・ウィンター・アンドのこの『ライヴ(Live)』から手を付けてみたい。 本盤は、1971年発表の文字通りのライヴ作品。デビュー後2枚目(トータル3枚目)となる『セカンド・ウィンター』(1969年)を発表後、バンドを形成し、その次作は『ジョニー・ウィンター・アンド』(1970年)として発表された。そしてその翌年に同バンド名義でリリースされたのが本ライヴ盤ということになる(演奏の音源は70年10月~71年1月のもの)。 このライヴ作を聴くには、2つほど心構えが必要である。一つは、ブルースに期待しすぎると肩透かしを食らう点。聴けば聴くほど、フレーズはブルースの文法の上に成り立っているとは思うのだけれど、基本は激しくロックしている。少し大げさに聞こえるかもしれないが、1970年代初頭という時代も考え合わせれば、下手なハードロックなんぞ吹き飛んでしまいそうな勢いがある。 もう一つ、本盤を聴くうえで必要な心構えは、この盛り上がりにどう参加するか、という点。一歩引いて冷静に聴こうなどと思うと、疎外感を感じてしまうに違いない。それほどのっけから勢いづいている。自分から進んで入っていかないと楽しめないような雰囲気があり、熱い演奏に身を預けるかのごとく、聴き手は前のめりになって聴かねばならない。 文面がどんどん長くなりそうなので、後編に改めて続き更新ということで、続きは少々お待ちください。(収録曲のデータ等は次回に掲載します。)(後編に続く) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ライヴ [ ジョニー・ウィンター ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年07月21日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その8 70年代名曲集、ポップでロックなノリのナンバーといえば、これが脳裏から離れません。エルトン・ジョン(Elton John)の1973年作『ピアニストを撃つな』収録のヒット曲、「クロコダイル・ロック(Crocodile Rock)」です。ちなみに、アルバム発売は73年ですが、この曲自体は先行シングルとして前年(1972年)にリリースされ、シングルチャートでは全英最高位5位、全米では3週連続1位のヒットとなりました。 上記映像はオリジナルの演奏ではなく、その当時(日付不明)のライヴ演奏の様子です。キンキラ衣装に丸いメガネのスタイルが何とも懐かしい…。というか、初めて見た人は、今の感覚で“何だこれ?”とギョッとするかもしれませんね(笑)。まあ、そうだとしても、曲と演奏内容は忘れられない名ナンバーですなのですが。 それでもって、その後、長年を経てこの曲がどうなっているかというと、ちゃんとライヴでも演奏されています。少ないとはいえある程度の回数(90年代に2回、00年代に2回)来日していますが、筆者は全然生で見ていないのですが、海外でのライヴ映像では以下のような感じです(2010年、ポルトガルでのライヴより)。エルトンは大物になり、歳も重ねていっていますが、頑張ってクロコダイル・ロックし続けているといった感じでしょうか。 [収録アルバム]Elton John / Don’t Shoot Me I’m Only The Piano Player(1973年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】ピアニストを撃つな +4/エルトン・ジョン[SHM-CD]【返品種別A】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年07月19日
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2014年07月19日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その7 今回はエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)のデビュー当時のナンバーです。1977年のファースト作、『マイ・エイム・イズ・トゥルー』の冒頭を飾る「ウェルカム・トゥ・ザ・ワーキング・ウィーク(Welcome To The Working Week)」です。 短く凝縮されたこのキレのよさと勢いは、コステロの真骨頂です。当時は、パンク、さらには“怒れる若者”などというキャッチフレーズがありましたが、演奏のキレと曲のよさがしっかりしているからこそ、後々も大物アーティストへと変貌していったと言えるのかもしれません。 続いてもう1本、比較的最近(といっても少し前ですが)のコステロの姿ということで、2007年のサンフランシスコでのライヴの様子をどうぞ(最初の2分半辺りまでがこの曲の演奏です)。 余談ながら、この曲を聴くと思いだすのが、“週末明けの月曜日”です。80年代にヒットしたバングルスの「マニック・マンデー」と並んで、仕事に向かう月曜日のテーマ曲(?)の定番といった感想を持っています。まあ、今日は金曜日ですので、その前にゆったりとした週末をお過ごしあれ(笑)。[収録アルバム]Elvis Costello / My Aim Is True (1977年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】マイ・エイム・イズ・トゥルー +1/エルヴィス・コステロ[SHM-CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2014年07月18日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その6 しばし間が空いてしまいましたが“不定期更新”ということでお許しください。70年代ロック名曲シリーズの続きです。 70年代のニール・ヤング(Neil Young)のナンバーでこれぞというのは多すぎて、選ぶのに困ってしまうところですが、今回は、過去記事で挙げたものが消えていたので再掲の意味でこのナンバーにしておきたいと思います。 1977年発表のアルバム『アメリカン・スターズン・バーズ』に収録の「ライク・ア・ハリケーン(Like A Hurricane)」ですが、発表に先立って75年の段階で録音されていたものです。アルバム発表時にシングルカットされたものの、特にヒットせず。でも、個人的には、ニールの曲の中でかなり上位に来るお気に入りのナンバーです。 せっかくですので、今回は別の音源(ライヴ録音)のものもご覧ください。1993年のアンプラグドのライヴ(ずばりそのもののタイトルでアルバム化もされました)の映像です。この「ライク・ア・ハリケーン」は、ライヴで再三演奏されているものですが、上記過去記事でも触れたように、このヴァージョンは特に気に入っています。 さらに今回は、もっと最近のライヴ演奏の様子もご覧ください。2012年9月ですから、2年近く前、ファーム・エイドでのクレイジー・ホースとの演奏の映像ということになります。 ニール・ヤングの見事なところは、この浮遊感のある(お世辞にも力強いとは言えない)ヴォーカルの不変さではないかと思うことがあります。1945年生まれで来年には70歳。この映像の60歳代後半の段階で、見た目はともかく、これだけ同じ様でいられるのは凄いことなのかもしれません。[収録アルバム]Neil Young / American Stars 'n Bars (1977年)←元のアルバム・ヴァージョン収録。Neil Young / Unplugged (1993年)←上記2つめのビデオのアコースティック・ライヴ。 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】アメリカン・スターズン・バーズ/ニール・ヤング[CD]【返品種別A】 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ニール・ヤングNeil Young / Unplugged (輸入盤CD)(ニール・ヤング) 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年07月16日
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ヘイデン&ルバルカバのボレロ作品集 チャーリー・ヘイデン(Charlie Haden)は、個人的にお気に入りのジャズ・ベーシストの一人だった。1937年生まれで、まもなく(2014年8月6日に)77歳の喜寿を迎えるところだったが、今月(7月)11日に闘病生活の後に逝ってしまった。追悼の意味も込めて、今回はこの『ノクターン(Nocturne)』を取り上げてみたいと思う。 一定世代以上の大物ジャズ奏者が次々鬼籍に入っていく中、時代の流れに思いを馳せたくもなりそうなものだが、本盤録音時点で既に63歳という“老境”でもあった。けれども、ヘイデン自身の言葉を辿ってみれば、この作品のルーツはずっと昔にあったようだ。 そもそも、『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』(1969年)に所収の自作曲「ソング・フォー・チェ(Song for Ché,チェ・ゲバラに捧げる曲)」をめぐってキューバ音楽との接触が最初で、そこからキューバ音楽に惹かれるようになったと言う。その後、1986~87年頃にゴンサロ・ルバルカバ(1963年キューバ出身のジャズ・ピアニスト)に出会い、90年代には何度も一緒に演奏することになり、共演はその後も続いた。そうした経緯の中、一緒にボレロを演らないか、とチャーリー・ヘイデンが持ちかけ、やり取りはあったものの、最終的に時間がかかってしまって(ヘイデンいわく“ミュージシャンも忙しいから”)、2000年夏にようやくそのレコーディングがなされたというもの。 結局、キューバとメキシコのボレロを軸に、ヘイデン自作の2曲(4.と9.)、ルバルカバ自作の1曲(7.)を加えた11曲が収録された。トリオ構成を基本にし、必要な楽器(ギター、テナーサックス、バイオリン)の奏者を必要な時に含めた編成になっている。個人的にはバイオリン(フェデリコ・ブリートス・ルイス、1.,5.,8.)の起用が大ヒット。さらにテナーは、メロディを美しく奏でるダビー・サンチェス(1.,4.,7.,11.)と繊細さが光るジョー・ロヴァーノ(6.,10.)が使い分けられている。そして、極めつけは2.のパット・メセニーの参加。パット・メセニーとチャーリー・ヘイデンと言えば、名盤のデュオ作『ミズーリの空高く』があるが、メキシコの名作曲家でシンガーのアグスティン・ララの「ノチェ・デ・ロンダ(ナイト・オブ・ワンダリング)」をメセニー参加で演っているのは、さしずめ「メキシコの空高く」といったところだろうか。 全体的に落ち着いたトーンなので、あまり小さい音量で聴くと繊細なニュアンスが伝わらぬままただのBGMになってしまいがち。酒を片手にBGMも悪くはないかもしれないが、たまには音量を上げてガッツリと聴くのがお勧めと思う。名曲・名演奏揃いだが、特に気に入っているのは、1.「エン・ラ・オリージャ・デル・ムンド」、上記の2.「ノチェ・デ・ロンダ」、5.「ヨ・シン・ティ」、ルバルカバ作の7.「トランスパレンス」、10.「トレス・パラブラス」。Q.E.P.D.[収録曲]1. En la orilla del mundo (At the Edge of the World)2. Noche de ronda (Night of Wandering)3. Nocturnal4. Moonlight (Claro de Luna)5. Yo sin ti (Me Without You)6. No te empeñes más (Don't Try Anymore)7. Transparence8. El ciego (The Blind)9. Nightfall10. Tres palabras (Three Words)11. Contigo en la distancia (With You in the Distance)[パーソネル、録音]Charlie Haden (b)Gonzalo Rubalcaba (p)Ignacio Berroa (ds)David Sánchez (ts, 1., 4., 7., 11.)Joe Lovano (ts, 6., 10.)Pat Metheny (g, 2.)Federico Britos Ruiz (vl, 1., 5., 8.)2000年8月27~31日録音。 【Aポイント+メール便送料無料】 チャーリー・ヘイデン / ノクターン[CD]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2014年07月14日
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当たり年の1956年末の一風変わった盤 1930年生まれで、もはや数少なくなった存命中のジャズ・ジャイアンツの筆頭(まもなく84歳)、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)。このテナー・サックス奏者の長いキャリアの中でも、1956年というのは、格別の当り年だった。 この年に彼が残した録音としては、超有名盤『サキソフォン・コロッサス』(同年6月録音)があるが、他にも、『プラス・フォー』(3月録音)、『テナー・マッドネス』(5月録音)、『ロリンズ・プレイズ・フォー・バード』(10月)、BN第1作の『ソニー・ロリンズVol. 1』(12月録音)と、リーダー作だけで6枚(未発表曲を含めた編集盤の『ソニー・ボーイ』を含めると7枚)ものリーダー作を残している。もちろん、これ以外にも、前年に復帰に際して加わったブラウン=ローチ・クインテットでの演奏(例えば『アット・ベイズン・ストリート』)もある。翌年にも『ニュークス・タイム』や『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』と名作が続くわけだから、別にこの年だけが“当たって”いたわけではないにせよ、この生産性の高さは、本人のキャリアの中でも、最も多忙でエキサイティングな1年だったに違いない。 さて、本盤『トゥア・デ・フォース(Tour de Force)』の大きな特徴は、悪く言えばそのアンバランスさ、よく言えばその緩急のつき具合にある。3.と5.がヴォーカル・ナンバーとなっていて、普通ならロリンズ自身がサックスで“歌う”のを得意とするところ、アール・コールマンのヴォーカル入りとなっている。このコールマンの起用は、ロリンズ自身の希望だったとのこと。冒頭の1.「イー・アー」にも典型的にみられるように、『サキソフォン・コロッサス』で発揮されているキレと閃きに満ちたインプロヴィゼーション曲が過半を占める中、上記ヴォーカル入りの2曲はしっとりとしたスロー・ナンバーで、コールマンの声にごく自然な感じでロリンズの“バラード吹き”としてのよさが絡む。 曲目の中で気になるかもしれないのが、2.「ビー・クイック」と4.「ビー・スウィフト」。ともに友人の名に因んだオリジナル曲ということらしいのだが、テーマなんて何のそのというひたすらのアドリブで、瞬発力に満ちた演奏を披露する。このあたりは、ロリンズ本来のものと同時に、前年から一緒に活動したブラウン=ローチ・クインテットに刺激された部分もあるのかもしれない。 最後に、CD化によって追加収録された6.「ソニー・ボーイ」にも触れておきたい。もともと録音は同じセッションだったが、当時の本盤には収録されず、別途『ソニー・ボーイ』という盤に収められた曲。同盤は、本盤から3曲(ヴォーカル曲以外)と別のセッション(『プレイズ・フォー・バード』のセッション)の1曲と併せて、この曲を表題曲にして編まれたものだった。CDで収録時間が長くなったためか、現在では同じセッションの曲として『トゥア・デ・フォース』の追加曲に含められており、軽快さとアドリブの心地よい演奏。全編通じて言えることだけれど、この曲においても、同時期のロリンズの録音の多くに関わったマックス・ローチのドラムの存在感が大きい。[収録曲]1. Ee-Ah2. B Quick3. Two Different Worlds4. B Swift5. My Ideal6. Sonny Boy [CD追加曲][パーソネル、録音]Sonny Rollins (ts)Kenny Drew (p)George Morrow (b)Max Roach (ds)Earl Coleman (v, 3.& 5.)1956年12月7日録音。 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】SONNY ROLLINS / TOUR DE FORCE (輸入盤CD) 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年07月12日
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30周年の名曲 閑話休題、といった感じで、唐突ではありますが、本ブログ初の韓国人シンガーによる1曲を取り上げてみたいと思います。 イ・ソニ(이선희、イ・ソンヒとも表記)は、1964年生まれの韓国の女性シンガー。1984年に大学の先輩とのユニットで出場した歌謡祭で大賞を受賞してソロ・デビュー。その時の曲がこの「Jへ(J에게)」で、同年に5週連続1位を記録しました。 “韓流”ブームも、“Kポップ”などという言葉も存在していなかった時代…。それどころか、韓国国内では、日本の大衆文化を公にすることすら、1990年代末に規制緩和が進み始めるまで、強く規制され、日本のポップスは露店で販売される海賊版のカセットテープで流通していたという、今からは信じられない頃でした。ソウルのレコード店でこの曲の入ったイ・ソニのアルバムを買い、日本に持って帰ったなどというのは、何とも懐かしい思い出です。 さて、そんなこの「Jへ(J에게)」ですが、今年、ヒットから30周年の節目の年を迎えました。記念の年という音であちこちで“2014年ヴァージョン”が披露されているようですが、そうしたものの一つ(オーケストラをバックにしたライヴ)をご覧ください。 決して凝った曲でもなく、元のアレンジは80年代臭がしますが、曲そのものはとっても名曲、そんな風に心に刻まれている1曲です。 ちなみに、イ・ソニは、デビュー以降、シンガーとしてコンスタントにアルバム(これまで14枚とのこと)を発表する一方、1991年にはソウル市議、2004年にはイ・スンギを見出してデビューさせたりと1シンガーとして以外の活躍もしています。↓ベスト盤です(もちろん「J에게」も収録)↓ 2枚組全32曲ベスト。JMCD-0055 イ・ソニ / 『GOLDEN』 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年07月09日
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2014年07月07日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その5 サウスサイド・ジョニー(本シリーズ・その3参照)を取り上げたからには、その盟友ブルース・スプリングスティーン初期の名曲も取り上げねばということで、この曲です。1973年のアルバム『青春の叫び(The Wild, The Innocent & The E Street Shuffle)』所収の曲です。長尺で実によくできたロック・ナンバーで、ライヴでも定番(メンバー紹介の場面も織り込まれる)となりました。まずはアルバム収録のオリジナル音源をどうぞ。 スプリングスティーンが一躍成功を手にするのは、この次のアルバム『明日なき暴走』(1975年)ですが、73年のセカンド作から75年の出世サード作までの間に、当時評論家だったJ・ランドウの名言“ロックンロールの未来を見た”というのがありました。次のものは、78年のライヴ映像ですので数年後の様子なのですが、なるほどこのような勢いと完成度でライヴをやられると、見ている方はさぞかし圧巻されたことでしょう。 E・ストリート・バンドはアルバムの名義になっていない(B・スプリングスティーン名義でアルバムになっている)ことが多いですが、このライヴ演奏からも明白なように、スプリングスティーン個人の力量だけでなく、息のあったこのバンドの演奏があってこそ“ロックンロールの未来”が初めて見えたのではないでしょうか。[収録アルバム]Bruce Springsteen / The Wild, the Innocent and the E Street Shuffle(青春の叫び)(1973年) Bruce Springsteen ブルーススプリングスティーン / 青春の叫び Wild The Innocent & The E Street Shuffle 【CD】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年07月05日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その4 70年代といえば、セックス・ピストルズ(1976年「アナーキー・イン・ザ・UK」でデビュー)に始まるパンク・ロックのムーヴメントも忘れるわけにはいきません。ロンドン・パンクの波はシーンではあっという間に引いてしまいますが、そんな中、音楽性を広げつつアメリカにも進出して成功したのが、ザ・クラッシュ(The Clash)でした。 彼らの第3作となった2枚組アルバムからの表題曲、「ロンドン・コ―リング(London Calling)」です。 この曲をはじめ、同盤収録曲はパンクの過激な政治性は維持しつつも、レゲエのほか異ジャンルの要素をうまく取り込んで音楽性に幅を持たせ、攻撃性や激しさだけではない、音楽的にレヴェルの高い演奏に仕上がっていたのが特徴ではないかと感じています。 それを踏まえた上で、彼らの激しい部分が発揮されたのは、やはりライヴでの演奏でしょう。1982年1月2日、中野サンプラザでのライヴ映像をどうぞ(多少大雑把な気はしますが、歌詞の日本語字幕もついています)。 字幕からもうかがえるような内容の歌詞(正月早々何と重たい!)なのですが、若い頃の自分は、ザ・クラッシュの音の方ばかりに耳が言ってて、詞のメッセージ性の方については十分に受け止めていなかったような気がします。今思えば、結構衝撃的な詞なわけですが、グローバル化や進み過ぎた商業化(例えば、開催中のサッカーのワールドカップもそう)などという現状に、世界が驚くような過激な詞を投げかけてくれるシンガーやバンドはいないものでしょうか…。[収録アルバム]The Clash / London Calling(1979年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】ロンドン・コーリング/ザ・クラッシュ[Blu-specCD2]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2014年07月03日
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70年代ロックの名曲たち(Part 2):その3 サウスサイド・ジョニー(Southside Johnny,本名ジョン・ライオンJohn Lyon)は1948年ニュージャージー生まれのロック・シンガー。ブルース・スプリングスティーンの盟友として知られますが、メジャーデビューはスプリングスティーンよりも遅く、自身のバンド、アズベリー・ジュークス(the Asbury Jukes)を率いての『アイ・ドント・ワナ・ゴー・ホーム』(1976年)がファースト作となりました。その表題曲であり、初期のサウスサイド・ジョニーの代表曲となった「アイ・ドント・ワナ・ゴー・ホーム(I Don’t Want To Go Home)」をどうぞ。 当初からスティーヴ・ヴァン・ザントがプロデュースに参加し、スプリングスティーンと同様のアメリカン・ロック色を帯びるのと同時に、このバンドはR&Bの要素、ホーンセクションの積極的導入といった特徴がありました。 そのようなわけで、リトル・スティーヴンことスティーヴ・ヴァン・ザントとの共演をご覧ください。リトル・スティーヴンもソロになった後の1985年のライヴでの共演の映像です。 ついでに今回は盟友スプリングスティーンとの共演もどうぞ。同じく1978年のライヴ映像です。 [収録アルバム]Southside Johnny & the Asbury Jukes / I Don't Want To Go Home(1976年)↓ベスト盤です(この曲も収録)↓ 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】サウスサイド・ジョニーSouthside Johnny & Asbury Jukes / Playlist: The Very Best Of Southside Johnny & The Asbury Jukes (輸入盤CD) 【I2013/5/21発売】(サウスサイド・ジョニー)↓オリジナルアルバムの2in1廉価版↓ [CD]SOUTHSIDE JOHNNY & THE ASBURY JUKES サウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークス/I DON’T WANT TO GO HOME / THIS TIME IT’S FOR REAL【輸入盤】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2014年07月01日
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