レスター・ヤングは、1909年生まれの米国人テナー・サックス奏者(クラリネットも演奏する)。多くのジャズ・ミュージシャンからリスペクトを受け、目標とされた人物である。ピークは1930年代と言われるが、本盤『プレス・アンド・テディ(Pres and Teddy)』は1956年のもので、1959年に死去する数年前の、レスター晩年の録音である。
本盤の名義は、レスター・ヤング=テディ・ウィルソン・カルテット(Lester Young-Teddy Wilson Quartet)である。そしてこの二人の名前がそのままアルバム名の『プレス・アンド・テディ』となっている。テディ・ウィルソンは、1912年生まれ(1986年没)のピアノ奏者で、同じく30年代から活躍した人物である。