80年代の初頭、“ランド・ダウン・アンダー”(世界地図上で下の方にある土地)から彗星のごとく現れ、ヒットを飛ばしたバンドにメン・アット・ワーク(Men at Work)がありました。メルボルンで70年代末に結成され、1981年のアルバム『ワーク・ソングス(原題:Business As Usual)』でデビュー。その先行シングルがこの「ノックは夜中に(Who Can It Be Now?)」という曲でした。1981年に発売されるとオーストラリアのチャートで2位を獲得、その人気はカナダ経由で米国にも及び、翌年には全米チャートで1位を獲得するに至りました。