彼が残した作品の数は少ないようで、これまでのところ、筆者は今回取り上げるこの盤しか有していない。1962年にフォンタナ(オランダのフィリップス系のレーベル)に吹き込んだ最初の作品が、この『ジ・エレクトリック・ギター・オブ・ジ・エクレクティック・エレク・バクシク(The Electric Guitar of the Eclectic Elek Bacsik)』である。
ちなみに、筆者の手元にあるのは、『ヌアージュ(Nuages)』というタイトルでリイシューされた盤である。これは、“Jazz in Paris”というシリーズの1枚として2002年にリリースされたCDである。こちらの盤では、EPとして発表されたボサノヴァ・ナンバー4曲(11.~14.)が併せて収録されている。
[収録曲]
1. Blue Rondo a la Turk 2. Angel Eyes 3. Godchild
5. Willow Weep for Me 6. Opus de Funk 7. My Old Flame 8. On Green Dolphin Street 9. Nuages 10. Milestones 11. Desafinado 12. Recado 13. Samba de Uma Nota So 14. Stardust