音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2020年08月30日
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“ギターリスツ・ギターリスト”の代表ライヴ盤


 ロイ・ブキャナン(Roy Buchanan)は、1939年アーカンソー州生まれのギタリスト。ロックだけでなくブルースやカントリーまで幅広い演奏を身上とし、テレキャスター(フェンダー社のギター)をテクニカルに操る演奏を、スタジオ・ミュージシャンとしても、サイドマンとしても発揮した人物である。歌よりもギターを聴かせるミュージシャンであるため、大衆的な人気というよりは、ミュージシャンの間での人気が高く、ミュージシャンズ・ミュージシャン、ギターリスツ・ギターリストとしてその名を目にすることが多い。実際、彼の影響を受けたとされるアーティストには、ロビー・ロバートソン、ゲイリー・ムーア、ジェフ・ベックなどがいる。

 そんな彼の代表作に数えられるに相応しい作品の一つが、本盤『ライヴ・ストック(Live Stock)』である。表題が示す通り、ライヴ演奏盤で、1974年のライヴ・パフォーマンス(リード・ヴォーカルはニュージャージー出身のビリー・プライスが担当)が収録されている。曲の内容としては、ブルースのスタンダード・ナンバーが中心で、一部に自作曲(4.および7.)も含んでいる。

 リード・ヴォーカルがいるとはいえ、ブキャナンはヴォーカル(本盤では上記2つの自作曲のリード・ヴォーカル)も担当するが、何と言っても聴かせどころはギターの演奏である。テレキャス特有のクリアな高音とソリッドなサウンドで、テクニックいっぱいの演奏を披露している。どの曲の演奏にも聴きどころとなるギター・プレイが含まれているので、どれがお勧め曲というのは困難なのだけれど、敢えて1曲だけ挙げるとすれば、自作曲の4.「ロイズ・ブルーズ」。自身のギター演奏を余すことなく披露するために準備されたナンバーとでも言えばよいだろうか。

余談ながら、この人の作品を聴いていると、ギターでコピーしてみたくなるフレーズが満載である。とはいっても、高度なものも多くてしばしばちゃんとコピーできないのだけれど、個人的にはそんなブキャナンの聴き方も楽しんだりしている。


[収録曲]

1. Reelin' and Rockin'
2. Hot Cha
3. Further on Up the Road

5. Can I Change My Mind
6. I'm a Ram
7. I'm Evil

1975年リリース。




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【輸入盤CD】Roy Buchanan / Livestock (ロイ・ブキャナン)

 ↓こちらはベスト盤↓
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DEFINITIVE COLLECTION[輸入盤]/ROY BUCHANAN[CD]【返品種別A】




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Last updated  2020年08月30日 06時58分23秒
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