マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のクインテットは、ジョン・コルトレーン(サックス)のほかレッド・ガーランド(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)の時代に始まり、メンバーの変遷を経ながら、1960年代には、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)トニー・ウィリアムス(ドラムス)の時代へと移り変わっていく。このうち、後者のメンバーの時期に録音されたライヴ実況盤が、1964年ドイツのベルリンでの演奏を収めた本作『マイルス・イン・ベルリン(Miles in Berlin)』である。