音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2026.02.19
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テーマ: ラテン音楽(443)
共演パフォーマンスを多く含む代表曲集


 アルベルト・コルテス(Alberto Cortez)は、アルゼンチンのラ・パンパ州出身で、後にスペイン国籍を取得したシンガーソングライター。1940年生まれで、2019年に79歳で亡くなっている。1960年代から半世紀以上にわたって現役生活を続け、40枚を超えるアルバムを残した。

 本盤『コインシデンシアス(Coincidencias)』は、1989年にリリースされた作品で、通常のアルバムとは少し趣向を変えた一枚だと言える。代表曲がいくつも収録されているが、それは単なる編集盤というわけではなく、他アーティストとの共演パフォーマンスを主としている。表題の『コインシデンシアス』というのは、英語coincidenceに当たるスペイン語の単語の複数形で、“偶然の一致、合致”のこと。つまり、その“一致”というのは、こうした共演のことを指しているということなのだろう。

 収録されているのは全10曲。そのうち7曲が上で述べたような他のアーティストとの共演であり、しかもかなりの大物たちが名を連ねている。いくつかの楽曲を挙げながら、ざっと内容を追ってみたい。

 1.「ア・ミス・アミーゴス」はいきなり特徴的なフラメンコ調ギターで始まるが、それもそのはずで、パコ・デ・ルシアとの共演。2.「ディスタンシア」は、メルセデス・ソーサとのデュエット。4. 「ノ・ソイ・デ・アキー」 はアルベルト・コルテスの代表曲の一つだが、原曲はファクンド・カブラルによるもので、ここではその作曲者本人との共演を実現させている。

 上記の通り共演なしの自身の曲の再録も含まれるが、後半で特に注目したいのは、8. 「エン・ウン・リンコン・デ・アルマ」 と9.「ミ・アルボル・イ・ジョ」。どちらもアルベルト・コルテスの代表曲と言えるナンバーであり、ともに他のアーティストとの共演ヴァージョンを収録している。前者では、ビクトル・エレディアと共演し、スリリングに歌い上げている。後者では、メキシコの伝統あるマリアッチ楽団、マリアッチ・バルガス・デ・テカリトランの協力を得て、この曲の“マリアッチ・ヴァージョン”を披露している。また、アルバム締めくくりの10.「クアンド・ウン・アミーゴ・セ・バ」では、タンゴ歌手のスサーナ・リナルディと共演しており、同曲をタンゴ風ヴァージョンに仕上げている。


[収録曲] *(con …) は共演アーティスト名。


2. Distancia (con Mercedes Sosa)
3. A partir de mañana
4. No soy de aquí… (con Facundo Cabral) 
5. El abuelo
6. Las nanas de la cebolla (con Joan Manuel Serrat)
7. Callejero
8. En un rincón del alma (con Víctor Heredia) 
9. Mi árbol y yo (con el Mariachi Vargas de Tecalitlán)


1989年リリース。




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【中古】輸入CD Alberto Cortez Coincidencias H2H42599 /00110




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Last updated  2026.02.19 07:14:36
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