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視点を変えると見え方が変わる。
中学生の時地面の蟻を見ていたら、ある先生が私達にこんなことを話してくれた。
『空の高い高い所から見ていたら、人間も蟻のような存在なのかもしれない。もし一匹の蟻が隣の蟻を見て「自分の方が優れている」と得意になったり、「自分の方が劣っている」と悲観したりしているとしたら、なんだか滑稽だね。所詮みんな同じ蟻。優れているも劣っているもない』と。
ひとたび雨が降れば蟻は大変だ。どの蟻も必死で逃げ回る。あるいは巣を守る。大雨になれば流されて命を失う蟻もいる。人間だって同じ。災害があれば等しく被害を受ける。生死を分けるのは「運」だけだ。
またこんな話をしてくれた人もいた。
『人間の身体は常に代謝を繰り返し、数年で全て入れ替わっている。数年前の自分と今の自分は同じように見えるけれど、中身を作っている構成物は全く違うものになっている』と。
しかも人間が生きていくためには、身体の中の細菌や微生物の働きが不可欠だという。人間の身体はヒトの細胞と微生物や細菌の共同体。平凡な私の身体の中でもそんなすごいことが起きているんだなあ、と感心してしまう。
視点を変えると少し違った世界が見えてくる。