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二年前に2通の年賀状卒業宣言を受け取って

テーマ：来年の年賀状はどうしますか？(324)

カテゴリ：くらしの豆知識 Trivia in daily life

2016年のお正月に受け取った年賀状に、今年で年賀状やめます宣言が2通入っていました。入社1年目に配属された部署の上司と、そこの先輩女性職員からのものでした。家庭的な部署だったので、お二人がなんかの会合で会った時に相談して、年齢だし年賀状やめようとかいうことになったのかと思ってました。

こういうときの対応についてはマナー本には書いていないようで、あれこれ悩んで、正月明けに電話で挨拶しようかなと考えてましたが、いざ電話しようとすると目上の方で、特に上司は自分に見合い相手を紹介いただくなど面倒見がよいのですがすっごく怖い方だったので、つい気後れがして、お二人に電話せず1年がずるずるすぎました。

2017年のお正月明けになって、その上司が2016年の12月下旬に亡くなったとのハガキが届きました。年末に年賀状の準備をした際に、お二人を思い出し、電話しなくては思ったものの先延ばししたのがとても悔やまれました。

その後、また時が過ぎ、せめて上司のお墓参りに行きたいと思い、お墓の場所を聞こうと上司のお宅に電話しようとしたら電話番号がわかりません。そこでその先輩女性職員に聞けばわかるかもと先月電話したら、会社をやめてから連絡をとっていないのでわかりませんとのこと。上司の電話番号は過去の年賀状をひっくり返して探す予定です。

先輩女性職員に電話したついでにお互いの近況を話しましたが、私と同様に自宅で御母さんの介護を1人でされているとのこと。うちは2人でひーひー言いながらやっているのに70代半ばで100歳代半ばの親を訪問入浴以外の介護サービス使わずきちんと面倒見られているのを知りびっくりすると共に、あらためて尊敬しました。

また数年前電話をいただいて、何か困っていることはないかあれこれ聞いてくるので、なんか変だな、元の上司に頼まれて聞いているのかなとずっと思っていたら今回上司とは音信不通だったと知り、その先輩女性職員が心配してくれていたとわかり、おどろくとともに深い感謝の気持ちで一杯になりました。

ちょうど先月誕生日だったので、携帯のショートメッセージでお祝いメッセージを送ったら、喜んでくださり、お昼を楽しくご一緒して、お母さんとご本人にマグカップを差し上げて帰ってきました。昼食代はとうとう支払わせてもらえませんでしたが。いつまで経っても両者の年齢は平行移動して私は若造扱いです。非常に家庭的な会社でどの部署にもお局さんとは違うお母さんみたいな人がいて、部がうまくまとまっていたように思います。

ちなみにその女性が年賀状卒業宣言を出したらぴたっと年賀状が止まったそうですが、ただ一人年賀状をくれた人がいるそうです。そのことをすごくうれしそうに話されていたのが印象的でした。ご自分で年賀状卒業宣言されたのに、人生の先輩というか女心はよくわからないものだと思いました⊂(･ω･)∩。

来年また年賀状卒業宣言をもらったら、親しさの度合いにもよりますが、お世話になった方には1月中にこれまでお世話になった御礼と折に触れて携帯に電話してもよいか聞いてみようと思います。今回ショートメールが、適度な間合いがあって効果的だと思いました。また亡くなった上司が前年に年賀状卒業宣言を出されたのは何か虫の知らせのような気もするので、目上の方への連絡はちょっと気が重いですが、後悔先に立たずなので今度こそぐずぐずせず速やかに実践しようと思います。以前ご紹介した斎藤茂太さんの「「いい人だけどグズ」を直したい人が読む本―仕事・人間関係のクヨクヨを晴らす考え方」にたしかそんな記述があったと思います。

いつを境に年賀状のやりとりをやめましたか？