秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2022.07.17
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テーマ: 経済(1445)
いつも愛読している藤巻先生の藤巻プロパガンダからです。LNGの供給不安の可能性があり、サハリン2権益の行方次第では価格が大きく上昇することもあるそうです。

ロシアはLNGを武器にしてドイツのノルドストリームや日本のサハリン2を通じて西側諸国にゆさぶりをかけ始めているようですので、今冬に向けて影響が大きくなりそうです。

ロシアからのLNG輸入は10%未満なので大したことないのかと思っていました。これの代替を探すのが大変なら、発電の1/3を占めるLNGの一部をやはり原子力で置き換えるしかないと思います。先日、今冬に原子力発電9基復活させるとニュースが出てましたが全部西日本なので、東日本も新規制基準をパスしてる原発は早急に検討したらよいと思います。

LNGの価格も7月初めに見たときは5ドルくらいでずいぶん安くなったと思いましたがあっという間に7ドルに戻りました。まだ買っても間に合うのか?

■参考リンク
7/17藤巻プロパガンダ:「液化天然ガスは日本の生命線。価格上昇すればとんでもない貿易赤字&円安」
数日前、婦人画報連載用として元三菱商事副社長の柳井準ちゃんにインタビューをした。準ちゃんは「男4人、女性26人の至福の時代」だった雙葉小学校付属幼稚園の私のクラスメート。長年エネルギーの買い付けをしていたその道の専門家だ。彼曰く原油価格は、「もう少し上げるかもしれないが、暴騰は無いのではないか?」。そう聞いて少し安心したが、日本がエネルギー源と頼っている液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)の話となると様変わりだった。サハリンⅡの権益をどれだけ守れるかによって、大きく変わってくるそうだが、世界中で争奪戦が始まるとスポット価格は5~10倍に跳ね上がる可能性もあるという。そうなると日本はお手上げだ。日本の火力発電のほとんどはLNGに頼っているからだ。電力料金も2~3倍になってしまうかもしれない。電力は日本経済の心臓だからおおごとだ(詳しくは8月31日発売の婦人画報をお読みください)
以下略

2022年7月15日:NHKニュースロシアの“武器”は天然ガス?ドイツでいま何が?日本に影響は?
「ロシアはエネルギーを“武器”にドイツを攻撃している」
ドイツのショルツ首相の発言です。ロシアからのガス供給が完全に止まるのではないかと懸念が広がるドイツ。

ロシアからのガスが止まるとドイツはどうなるのか。
日本でもロシアからの調達がこれまでどおりできるか不透明になるなか、ドイツの現状をわかりやすく解説します。
(ベルリン支局長・田中顕一)
ロシアからドイツに天然ガスを送る主要なパイプライン「ノルドストリーム」が7月11日以降、供給を停止しました。これについてロシアの国営ガス会社ガスプロムは、7月21日までの定期的な点検だとしています。
この点検自体は以前から行われていて、終わればガス供給は再開されてきました。ただ、ガスプロムは6月にも設備の問題などをあげて「ノルドストリーム」の供給量をすでに60パーセント削減しています。
このため、欧米とロシアが政治的に対立する中で、ロシア側が点検後も供給を再開しないのではないかという懸念が広がっているのです。
供給停止されると影響は大きいの?
ドイツにとって天然ガスは暮らしと経済を支える重要なエネルギーです。
寒さの厳しい冬には家庭用暖房の燃料として欠かせないほか、製造業に必要な電力の燃料、さらには、自動車部品などの製品の原料としても使われています。
ドイツ政府は暖房需要が増える冬に備えて、今年11月1日には天然ガスの貯蔵率を90パーセントに引き上げる目標を掲げていますが、7月14日時点の貯蔵率はおよそ64パーセント。
仮に供給が止まり、それが長引けば、この目標を達成できないおそれも出てきます。そうした場合、ドイツ政府は「緊急事態」を宣言する可能性があり、ガスの供給に国が介入し、供給先の優先順位決めに関与することになります。

どうしてそんなに影響が大きいの?
ドイツが、エネルギーをロシアに依存しているからです。
ドイツは石炭や石油もロシアから輸入してきましたが、とりわけ天然ガスは輸入に占めるロシア産の割合がロシアによるウクライナ侵攻前は55パーセントに上っていました。
侵攻を受けてドイツはロシア産の天然資源に依存しない「脱ロシア」を進めています。それでも、ことし4月時点でロシア産のガスが35パーセントを占めるなど、短期間で代替の調達先を確保するのは非常に難しいのが現実です。
なぜ供給停止の懸念が広がっているの?

しかし、ロシアのプーチン大統領は7月8日、クレムリンでエネルギー関係の会合を開き「ヨーロッパ諸国はロシア産からの代替エネルギーを求めているが価格の高騰につながるだろう。さらなる制裁は世界のエネルギー市場に、より深刻で破滅的な結果をもたらすかもしれない」と欧米側を強くけん制しています。
パイプラインの点検でガスの供給が止まることはこれまでもありましたが、いずれも一時的なものでした。しかし、今回は大きく状況が異なります。
欧米とロシアの対立が深まる中、ショルツ首相は「ロシアはエネルギーを“武器”にドイツを攻撃している」と強く反発しています。
ロシア側の説明は?
ロシアのガスプロムはガスの供給を停止している理由について、「ノルドストリーム」で使われるタービンの1つが、整備を行ったカナダの工場から現地に戻せなくなっていることを挙げています。
ロシア外務省の報道官も「いかなる臆測も受け付けない」と述べ、ガスの供給停止には政治的な意図はないと主張しています。
ドイツ政府の対応は?
冬に使えるガスを残しておくための“節ガス”の呼びかけを始めています。
さっそく呼びかけに応じて公共のプールではガスで温めている水温を下げたり、団地でお湯が使える時間を限定したりといった動きが伝えられています。
また、首都ベルリンの観光名所ブランデンブルク門では、夜間ライトアップの中止も検討すべきという声も上がっています。
さらにドイツ政府は発電でのガスの消費を抑えるため、一時的に石炭火力発電所を稼働させて必要なエネルギーを補う方針も決めました。
脱炭素社会の実現を目指し石炭の利用からの脱却を進めてきたドイツですが、これまでとは逆行する対応まで迫られる事態になっています。
環境政策を重視する「緑の党」の前党首、ハーベック経済・気候保護相は不本意な対応を迫られる悔しさをあらわにしています。
以下略

Reuters:2022年7月16日1:41 午後2日前更新日本政府、サハリン2権益維持へ商社と調整 ロシアの条件待ち=関係者
ロシアのプーチン大統領は先月末、サハリン2の事業を新会社に移す大統領令に署名。日本の商社などが権益を維持するには改めてロシアに申請して認められる必要があり、ウクライナ情勢を巡って主要7カ国(G7)と足並みを揃える日本政府の対応が注目されていた。
事情を知る政府関係者らによると、このほど権益維持を目指す方針を固めた。経産省関係者はロイターの取材に「商社が権益維持で動けるようにサポートする方向性を決めた」と説明。「商社にはこれから伝える」とした。
以下略


2021年の自然エネルギー電力の割合(暦年・速報):環境エネルギー政策研究所



日本のLNG輸入量




天然ガス先物 リアルタイムチャート:investing.com





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Last updated  2022.07.18 22:45:18
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