秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2023.05.05
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今回は中東戦争を契機とした資源ナショナリズムで石油メジャーを追い出した中東での日本の原油採掘を描いています。

石油メジャーにほとんどの供給を頼っていた日本は自分で原油を採掘しようとしますが、北海では相手にされず、中東に活路を求めます。アラブ首長国連邦のアブダビから現地との共同開発を条件に、沖合にあるウムアダルク油田の採掘が許可されますが、この油田にからは原油に大量の海水が混ざっていることがわかり、アブダビ政府からプロジェクトの中止を命じられます。

絶対絶命のピンチに陥った日本側ですが、技術力と胆力、そして現地スタッフとの協力で挑戦していくところが感動的です。小中学生の頃、日本の最大の輸入元はサウジアラビアであとはどんぐりの背比べと習ったとおぼろげに記憶していました。ウムアダルク油田の成功のおかげで日本は巨大油田であるザクム油田の開発を任され、今ではアラブ首長国連邦からは、サウジアラビアとほぼ同じ輸入量を確保しています。

「【親日!】日本だけ特別!石油国アラブが日本に石油特権を渡した!日本勝利で世界が涙目!【日本の凄いニュース】」の動画を観て、アラブ首長国連邦とは1970年代の建国のころから、良好な外交関係をきずいてきたそうです。そういった面も影響していたのかもしれません。先人たちの苦労のおかげで石油が安定供給されていることを知り、勉強になりました。

また、1995年頃をピークに日本の原油輸入量が大きく減っていることを知り、ちょっとびっくり。












■参考リンク
プロジェクトX 挑戦者たち 炎のアラビア一発必中 起死回生アラビアの友よ [DVD]
【シリーズ後半】
オイルショックから、石油の安定確保につながった大油田開発までを描く。
不測の事態に対応できる大量の石油を、安定的に確保できるか。それが日本の今後を左右する鍵だった。日本の血脈、石油の安定確保をかけ、世界最難関の油田に挑んだ男たちの壮絶なドラマを描く。

Wikipedia:ザクム油田

概要
アブダビ沖のペルシア湾内に位置する[1]。水深は12から18mと浅く、石油プラットフォームによる採掘が行われている。発見は1963年であり、下部油層(下部ザクム油田)の採掘開始は1967年、上部油層(上部ザクム油田)は1982年からである[2]。2004年時点の生産量は、下部ザクム油田が226千バーレル/日、上部ザクム油田が500バーレル/日[3]。
日本もこの油田には開発時より関わっており、一部権益を有しているが、2010年代以降契約切れとなるため[4]、油田権益の延長が議題にあがっていた[5]。国際石油開発帝石が2018年(平成30年)3月9日付で下部ザクム油田(Lower Zakum oil field)の権益を2058年まで40年間延長する契約を結ぶことになった。アブダビ側に6億ドルを支払い、産出する原油の10パーセントを優先的に調達できる[6][7][8]。
このほか、気候変動対応及び資源採掘の観点から、油田への二酸化炭素注入[9]による原油回収率向上技術の研究・開発が行われている[10][11]。




ジャパン石油開発株式会社:鉱区紹介





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Last updated  2023.05.06 10:26:29


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