秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2023.05.23
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今回はカミオカンデのお話です。物理学は苦手でプロジェクトXを観ていてもよくわからない点が多かったですが、1本目の動画の吾輩はノーベルであるを観て少し整理出来ました。15分ですが、とても分かりやすいです。また世界の競合する研究者間の駆け引きの中で、小柴先生の胆のすわった発言も面白かったです。カミオカンデの名前の由来もわかりました。

三井金属鉱業は神岡鉱山の地下深くで、小柴先生の仕様通り、山ハネ等に苦心しながらもカミオカンデを設置しました。この施設は個別の見学はできないようですが、機会があれば訪れたいです。3者が力を合わせた成果がノーベル賞受賞につながったと思います。見ごたえのある回でした。


このプロジェクトが始まった際は、まだ予算を国から確保できない段階で、小柴先生の要望に応える製品を一文にもならないのに開発した浜松ホトニクスの功績は大きいと思いました。この会社の創立メンバーはテレビを開発した高柳健次郎さんの愛弟子だそうです。こういう会社があると安心します。


小柴先生は学校で昼間からビールを飲んで学生に実験の指図するなどユニークな方だったようです。


様々な苦労の末の準備が報われ、世界初のニュートリノ観測をは達しました。






■参考リンク
衝撃のカミオカンデ 地下1000メートルの闘い プロジェクトX
地球も人体をもすり抜ける程小さい、観測の難しい物質「ニュートリノ」。世界で初めてその観測に成功したのは日本人だった。

Wikipedia:カミオカンデ
カミオカンデ(KAMIOKANDE)は、ニュートリノを観測するために、岐阜県神岡鉱山地下1000mに存在した観測装置。KAMIOKANDEという名称はKamioka Nucleon Decay Experiment(神岡核子崩壊実験)に由来する[1]。
1996年にスーパーカミオカンデが稼動したことによりその役目を終えた。跡地にはカムランドが建設され、2002年1月23日より稼動を始めている。

カミオカンデは、大統一理論の予言する陽子崩壊を実証するため1983年に完成した。
カミオカンデは3000トンの超純水を蓄えたタンクと、その壁面に設置した1000本の光電子増倍管からなる。ここで使用された光電子増倍管は研究グループと浜松ホトニクスが新規に共同開発した口径20インチのものである(一般に広く使われるのは口径2インチ型)。ガラスバルブには耐水性が高いHARIOの耐熱ガラス「ハリオ32」が使用された[2]。
カミオカンデが地下に設けられたのは、陽子崩壊時に放出されるニュートリノ以外の粒子の影響を避けるためである。ニュートリノはものを貫通する能力が高く、他の物質と反応することなく簡単に地球を抜けていってしまう。しかし、まれに他の物質と衝突することがある。カミオカンデは、このまれに起こる衝突を検出することで間接的に陽子崩壊を実証することを目的とした。
カミオカンデはニュートリノの衝突を検出するため、超純水をつかう。カミオカンデの内部には超純水がためられており、ニュートリノが水の中の電子に衝突したあとに、高速で移動する電子より放出されるチェレンコフ光は青白く発光し、壁面に備え付けられた光電子増倍管で検出する。チェレンコフ光を検出した光電子増倍管がわかると、計算によりどの方角からきたニュートリノによる反応かがわかる仕組みになっている。
1987年2月23日、カミオカンデはこの仕組みによって、大マゼラン星雲でおきた超新星爆発 (SN 1987A) で生じたニュートリノを偶発的に世界で初めて検出した[3]。この功績により、2002年小柴昌俊は、ノーベル物理学賞を受賞した。
その後も、太陽ニュートリノやニュートリノ振動の検出、レプトンフレーバーの保存の破れの研究に活用された。







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Last updated  2023.05.25 00:26:56


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