秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

PR

Calendar

Freepage List

2024.02.01
XML
カテゴリ: 宗教
私心はいろいろな意味がありますが、松下幸之助さんはこのとき、私心を自分の利益だけを考える心として使っていたように思います。たまたまこの言葉に関する動画を見つけたのでご紹介します。動画の中で松下さんがしきりに、自分も私心が消せないと離されていたのが印象的でした。私心=煩悩なのかもしれません。今回はじめて松下さんが浄土真宗と縁のある方と知りました。

伊藤忠商事、丸紅を創業された、近江商人の伊藤忠兵衛さんも、同様に浄土真宗に縁のある方と知りました。「近江商人の通った後には草も生えない」という言葉を昔聞いて、お金にがめついからなのかと思い込んでいましたが、どうやら間違いらしいです。伊藤忠商事さんによれば、近江の商⼈の経営哲学「三⽅よし」の精神は、「売り⼿よし」「買い⼿よし」「世間よし」にあり、また三方よし研究所さんによれば、「同業者がそんなふうに言いたくなるほど、巧みな商法とずば抜けた商品開発力で多くの人に喜ばれる商品を提供したということ。堅実・勤勉・質素倹約・信用第一を基本とする一方、無償で橋をかけたり、学校を建てたりと、利益の社会還元を進んで行う」など実績から生まれた言葉のようです。伊藤忠兵衛さんの考えも、自分だけの利益を考えずみんなの利益を考えるという点で松下幸之助さんと同じです。

年末に読んだサイバーエージェントの藤田社長の本の中にも、仕事の成果を独り占めする人は、その後失敗すると書いてあります。どうやら、自分だけの利益を考える人は昔から現在に至るまで、短期的にうまくやったと思い込んでも、成功はないのは間違いなさそうです。

経営者だとすれば、自分の利益のみを追求せず、従業員・株主・消費者・関係者等の利益を考えながら企業を運営することが大事と改めて知りました。

■参考リンク

「立派なひとであっても私心があったらそれはあきまへんな」パナソニックグループ創業者 松下幸之助

パナソニックグループを一代で築き上げたカリスマ的経営者の松下幸之助氏は、京都・本願寺の門徒総代も務められるなど、特に仏教を大切にしたことで知られています。そこには、「自分だけがよければいい」という考え方ではなく「人のために生きる」ことの尊さを大切にする大乗仏教の精神が、松下氏の経営に通じる心があったからでしょう。
 どれほど世間から「立派な人」と言われようとも、その心の奥底には「自分だけがよければいい」=「私心」があるならば、それはやっぱり、あきません。
 親鸞聖人はそのような心は臨終まで消えることがないと厳しく見つめていかれましたが、私心が消えないことを「それでいい」と開き直るのではなく、申し訳ないことでした、恥ずかしいことでしたと省みていくことが大切でしょう。



「たとえすべての事業・財産を失うことがあっても他力安心の信心を失ってはならない」伊藤忠・丸紅の創業者 初代伊藤忠兵衛

伊藤忠商事や丸紅の創業者である初代・伊藤忠兵衛は滋賀の近江商人で、経営者として非常に先進的な取り組みを進めた人であり、また従業員と「正信偈」のおつとめを日課とするなど浄土真宗の熱心な門徒でした。




「個人の仕事においても同じことがいえます。 目先の利益に惑わされて、仕事の成果を独り占めしようとする人がいます。ところが、こういう人は次第に周りから嫌われて、誰も協力してくれなくなります。短期的には「得した」「儲かった」とその人は思っているかもしれませんが、長い目で見ると、信頼を失い、非常に損をすることになるのです。」運を支配する 株式会社サイバーエージェント代表取締役社長 藤田晋


蓮如上人御一代記聞書43「他力の安心(あんじん)」:浄土真宗本願寺派教念寺
抜粋
では、他力の安心って何なんだろう。阿弥陀様のお心を知って頭をさげ、すべてをおまかせすること、これが他力の信心だよ。阿弥陀様は、いつもいつも僕たちのことを心配して立ち続けてくださっている。そして、仏の教えに耳をかさずに私利私欲にまみれて地獄に落ちていく僕たちの姿を見ながら、涙を流されているんだ。そのお心を知ったなら、「もっと悪いことしよう」なんて、口が裂けても言えないよね。

近江商人群像:三方よし研究所さん

伊藤忠商事:歴史と価値創造モデル創業からの経営理念初代忠兵衛と「三方よし」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.02.02 22:46:21


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: