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小話  屋台その2  VOL.141


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.21
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 そう思いながら下の方を見ていると、空中に小さな物体が浮いているのを見つけました。

とりあえずは意識はあるようです。


 アリスは今度はミルキーを探しました。どこに行ったのでしょうか?とても心配です。
ミルキーはアリスの真横2メートル先の空間を飛んでいました。
目はぐるぐる回っているようです。それでもミルキーはスティックを全身で抱きかかえていました。
アリスが大切そうに持っていた物だし、自分があの時アリスの手から抜き取ったのだから無くしてはいけないと思って、じっと抱きかかえていたのでしょう。

 でも、スティックは風圧で今にもどこかに飛ばされそうです。必死にスティックを放すまいとするミルキーの姿は涙を誘います。


でも、思うように声が出ません。

 アリスは落下の恐怖と戦いながら、夢中で水中を泳ぐような運動をしました。
しかし、体はいっこうに前に進みません。ホンのわずか先の空中にいるミルキーに手が届きません。悲しくなりました。

「なんとかしなきゃ」アリスはさっきのニセアリスの言葉を思い出していました。
それで諦めずに、何か考える事にしました。

 アリスは今度は「飛び込み」のような格好をして風を受け止め、なんとか体を斜めに向けました。
すると、落ちながら前進してミルキーのいるところまで行けました。
ミルキーをスティックごとしっかりつかみました。

アリス  「ミルキーさん!」

 ミルキーをこの腕に抱きしめられて、アリスは大変嬉しくなりました。アリスにとってはこれは大きな心の支えになりました。
でも腕の中のミルキーは激しく泣いていました。



















 まだまだ落ちます。
改めて考えて見ると、どうもお城の内部を女王様のいる最上階から一気にお城の底まで落とされたようです。それからお城の下に付いている扉から城外へ排出されたと分かりました。
なんてヒドい事をなさる女王様でしょう。このままではアリス達は地面に激突してしまいます。

アリス  「いったい、どうすればいいの?どうすれば……?」

アリスは大声で助けを呼ぼうとしましたが、口の中に風が入って来てうまく喋れません。




「パパァーーーーーーーーーーーーーー!ママァーーーーーーーーーーーーーー!もがもが」
と叫ぶウサギさんの声が、一瞬聞こえた気がしました。
アリスはハッとしてそちらを見ました。すると4メートルほど上空で、背中をこっちに向けているウサギさんの姿を見つけました。

アリス  「ウサギさん!」

 しかし、ウサギさんが急に静かになりました。そして大の字のままゆっくり回転し始めました。
その顔がアリスにも見えました。”気絶”したようです。

アリスは慌ててウサギさんを呼びました。

「ウサギさん!ウサギさん!」

大変です!起きません。
真下に見える山々には、おそらく針葉樹の木がたくさん生えている事でしょう。あの先っぽに突き刺さると、どうなってしまうのか分かったものではありません。






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Last updated  2005.12.13 05:34:42
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