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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.06.06
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 皆良い気持ちで眠りました。







アリス  「きゃああああーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」







 家の中いっぱいにアリスの悲鳴がこだましました。
見ると家の中に体長70センチほどもある大きなヒヨコが存在していました。
そして昨日買って来た筈のきな粉は袋が食い破られて、中身が全部無くなっていました。さらに足元には昨日モグモグを縛っていたロープがほどけて床に落ちていました。
アリスの叫び声を聞いた巨大ヒヨコはこの間と同じくただビックリしていました。こっちを襲う気など無いようです。すると……、このヒヨコは間違いなくモグモグ……。


アリス  「はあーーーーーーーーーーーー」

アリスはため息をつきました。最近ため息ばかりです。



ニセアリス「大きくなったねーーーーーー」

アリス  「”大きくなったねーーーー”じゃないわ!大きくなりすぎです!」

ウサギ  「きな粉を食べたからでしょうか?きな粉を食べるとやはり大きくなるんだな……」

アリス  「もう、きな粉を食べさせたら駄目だわ。これ以上大きくなったら……」

ミルキー 「えーーーーーー!何も食べさせないの?
モグモグ死んじゃうよぉーーーーー」

アリス  「ほら、モグモグは普通の餌も食べてたでしょ、焼きそばとか。
そういった物なら良いんじゃないかしら?」

ウサギ  「でも、保障はありません。きな粉が直接の原因かどうかは……。
どんな物を食べても一晩眠ればこのように成長するのかも知れません」

アリス  「…………」



アリス  「この世界でも、こんな成長の仕方のヒヨコはいないわよね?」

ウサギ  「ええ、”普通のヒヨコ”ならいないでしょう」

アリス  「困ったわ。もし、本物の”モグモグ”だとしても……、これじゃ飼えないわ」

 アリスはホトホト心配顔です。
するとニセアリスがニヤニヤ笑いながら、大きなモグモグに擦り寄りました。

今、牛肉は規制されて手に入らないんだ。変わりに鳥肉が高騰してるんだ」

ニセアリスのいつものていたらくに、アリスは冷たい視線を向けます。

ニセアリス「今日からさらに食わせよう!そしてもっと大きくする。肉屋にはアタシが話し付けるから。」

アリス  「何か話の論点が大きくズレているようですけど……」

ニセアリス「ズレてない。ズレてない。世の中これ全てビジネス」

ミルキー 「売らせないわ!だってモグモグはわたしのだもの!」

しかし……、アリスもミルキーの為には飼い続けてあげたいのですが……、
大きくなったモグモグを見ると……、さすがに養う事はできないだろうと思えてきました。

アリス  「…………」

かばってくれると思っていたアリスが何も言わないので、ミルキーは悲しくなって泣き出しました。

ミルキー 「ウエーーーーーーン!ウエーーーーーーン!
なんで、そうやって皆でモグモグをいじめるの?
ウエーーーーーーン!ウエーーーーーーン!
モグモグには罪はないのにーーーーーーー!!」

ミルキーが泣くと、なんだかアリスもとても悲しい気持ちになりました。





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Last updated  2007.07.09 01:53:34
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