開高健『輝ける闇』
その凄烈な文章力に圧倒され
文学的に堪能したのはもちろんであるが
その満足とはうらはらに
どこかでこれと似たようなものを読んだとの思いが湧きあがってきた
開高健はベトナム戦争のさなかアメリカ軍の中に特派員として参加
ルポルタージュ『ベトナム戦記』を書き
その経験をもとにしての文学編がこれ『輝ける闇』である
わたしの若き頃(1960年半ば)のベストセラー
開高健『ベトナム戦記』と 岡村昭彦『南ベトナム戦争従軍記』
のうちの『南ベトナム戦争従軍記』をその当時読了している
もしかして「ぱくり?」と疑いがもやもや、
急いでそちらも読み直してみてやっぱりこれは似ていると思う
ルポルタージュと創作の違いは判然としているのに
つまり、雰囲気が似ているのであって
それはおふたりの気質性格的なものであって
ものおじせずにどこへでも行って人びと(アメリカ人であろうとアジア人であろうと)と交わる
そんななかから生まれた雰囲気というものが同じである
同じように特派員としてアメリカ軍の中に潜り込んで
ベトナム戦争の戦いをつぶさに経験
命からがら逃げて、記録を残せたのだった
岡村昭彦『南ベトナム戦争従軍記』も読み返してみると今読んでも褪せてないことがわかってよかった
それにしても
開高健の『輝ける闇』は重版されていて
岡村昭彦『南ベトナム戦争従軍記』は絶版
文学の方が残るのか
しかし
上記のような感想は両方読んだ人でないとわからないほんとうは内容を入れて説明した方がよいのだろう
よみがえり 2023年12月21日
こういうエンタメが好き 2023年12月19日
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