ベルギ-永住ミステリー小僧のブログ

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2023.04.27
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カテゴリ: 恋愛





娘の小学校時代の同級生であったG嬢、我が家では親しみを込めてギャビ-と呼んでいます、は、ベルギ-人の父親とポルトガル人の母親との間に生まれましたが、彼女が幼い頃両親は離婚し、検事を職業とする母親と暮らしていました。その後母親はノルウェ-人男性と再婚し、3人は同居していたという事です。

小学生の頃は、何回か家に遊びに来たことを覚えています。チャッピ-というか、明るくお道化たところのある女の子でした。

しかし、
ギャビ- が20代後半の頃、その母親は脳腫瘍で亡くなりました。乳がんの治療中に全身への転移が見つかり、闘病の末の悲しい結末でした。
唯一の慰めは、亡くなる前日、気分が良かったそうで、家族とレストランで食事をして過ごすことが出来た、という事でしょうか。

後日、
ギャビ- から郵送されてきたお葬式の案内の内容を見て、妻も娘も、そして私も大変驚きました。

ドレスコード(出席する際の服装の指定)は、出来るだけ着飾ってきて欲しい、それこそが母のお葬式に相応しい、 と。
そして、「 私はピンクのドレスを着る予定です 。」 との言葉が添えられていました。

実際に出席した家族がどのような服装で行ったのか知りません。

その数年後、今度は嬉しい知らせを受け取りました。彼女が結婚するというのです。
結婚式には、娘、妻と私の3人が出席しました。

場所はブリュッセル郊外の広大な庭園のある建物で行われました。結婚式とか会社のイベントは、このような場所で行われるのが一般的です。
招待客に満面の笑顔で談笑する2人を見て、私ら3人はホッとしたものでした。




その彼女についての続報が入ったのは、結婚式の2年後くらいだったでしょうか。コロナ禍の頃です。
なんと2人は別居しているというのです。
それも原因は、夫の浮気、というか
ギャビ- 以外にも付き合っていた女性がおり、信じられないことに、結婚後もその関係が続いていたというのです!
つまり二股をかけていた、という事です。


その話を聞いた時は、余りの破廉恥さにあきれ果てましたが、そのうち沸々とその男に対する憎しみが湧いてきました。人間の屑ですね。

そんな事があったことさえすっかり忘れていましたが、つい最近、娘から最新状況を聞き、またビックリ仰天しました。
何と、縒りを戻したというのです!
本当に彼女には何度も驚かされますが、その理由を聞いて何か複雑な気持ちになりました。



今度はその男が二股をかけていた女に愛想を尽かれ、それで恥ずかしげもなくギャビ-の元に戻って来たという訳です。
ただ、娘に聞いた話では、
ギャビ- は別れた後も元カレのことを忘れていなかったという事でした。彼に惚れ込んでいたんですね。

今の状態が
ギャビ-にとって本当に良いことなのかは、私らには判断のつかないことですが、彼女がそれで幸せだと思っているのであれば、他人が口出しすることではないですね。

今の幸せがずっと続きますように、心から祈っています。
それと共に、続報が入ってきませんように!


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最終更新日  2024.03.08 18:08:17
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