ベルギ－永住ミステリー小僧のブログ

９月22日　楽天 5-11 ソフトバンク

またまた投手陣が崩壊して大敗しました。
打ち込まれた先発、リリ－フ投手は全てリードしている時に出てくる『勝ちパタ―ン』以外の、いわばビハインドの時用の投手ばかりでしたが、大敗は大敗です。いつものことですが、楽天リリ－フ陣は、ビハインドの時に滅多打ちに遭いますね。
５連勝で３位に上り詰めた途端にまさかの３連敗で、あっという間にロッテとの差は2ゲーム差に開いてしまいました。文字通り『あっという間』でしたね。

とにかく、この３連敗の負け方が悪い。
早川を中５日で先発させた賭けは失敗し、先発滝中が好投したのに最後で抑えの則本が打たれてまさかの逆転サヨナラ負け、今日はローテの穴で登板した今季初先発の高田が乱調で、序盤で６失点して大敗という、無様な試合を続けた３連敗でした。

この試合の先発高田は、内の体調不良から廻ってきたチャンスを生かすことが出来なかったですね。彼の投球スタイルは打たせて取るタイプですが、如何せんストレ－トが130キロ台後半で、最も遅い 110キロのカーブは２球程度しか投げなかったので、カットボ－ルなどの 変化球との球速差が15キロ未満では、打者を翻弄することは出来ませんね。登板前から１軍で通用するのは難しい投手だったかもしれません。１軍２軍のどこを探しても、代わりとなる投手はいませんから仕方がないですが。

3位に上がった時点が頂点（いただき）だったみたいで、 今の楽天は 先発投手の駒が足りない、リリ－フ投手がしっかり役目を果たせない、勝ちパタ―ン以外の投手は『出れば打たれる』投手ばかりで、まるで最下位チ－ムの様相を呈しており、その変わり身の早さは目をみはるばかり、いや間違えました、目を覆うばかりです！　


このように、Aクラスに上り詰めて２位をも窺う好機であった『千載一遇のチャンス』を逃した楽天ですが、こういうチャンスをものにできない人やチ－ムには、『勝利の女神』（本当に居るのか分かりませんが）は二度と微笑まないかもしれません。私が女神だったら見捨てますね、きっと。だって余りにも無気力で無様で応援しがいの無い戦いぶりなんですから。

ロッテにしてみたら、追い越されて「しまった！」と思った瞬間に、今度は楽天が自分勝手に一人で坂道を転げ落ちていくんですから、「やはり楽天さんは経験不足だねぇ」と言われてバカにされてもしょうがない体たらくですね。こういうのを諺で何と言うんでしょうね？　ただの『自滅』ではなく、もっといいのが無いんでしょうか？

今日登板した投手の中で好投したのは津留崎だけで、あとは全滅と言っていい程の燦燦たる有様…。特に酷いし気になるのが渡辺翔太です。
体調不良から復帰した６月は防御率0.87，７月2.84、８月1.69と好投していたのに、今月は７回登板して防御率8.10と打ち込まれています。勝ちパタ―ンから外されてもうかなり経ちます。今季中に調子を取り戻すのは難しいかもしれません。どうしてこうなってしまったのか…。

今季の楽天は、大方の予想通り投手陣の不調に振り回されたシーズンでした。
まだシーズンは終わっていないし３位の可能性も十分ありますが、前にも触れたように『戦い方がまずい』です。
波に乗ったチ－ムというのは、連勝中は少々ミスがあっても、ミスをカバ－出来るだけの『何か』があることが多いのですが、今季の楽天にはそれがありません。そればかりか、『小連勝』の後に待ってましたとばかりに『連敗』が口を開けて待ち構えているという具合で、勝率５割近辺を何か月も行ったり来たりしている有様です。力が無いと言えばそれまでですが。

明日は敵地でロッテとの一戦です。
ロッテは今日の西武戦には間違いなく勝利するでしょうから、ゲーム差は2.5。
明日ロッテに勝てば１.5ゲ－ム差、負ければ絶望的な３.5ゲ－ム差でもう今季はおしまいです。さて一体どちらになるでしょうか？　ただ、1.5差になっても状況が『絶望的』から『まだ可能性あり』に言葉が変わるだけで、実際難しいことに変わりはないと思います。
『勝利の女神』にそっぽを向かれかけている楽天に、もう一度微笑んでくれるかはこのロッテ戦に全てがかかっていると思います。負ければ完全に『終わり』になるのは間違いありませんから。

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