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このシリ-ズも早いもので6回目となります。
鈴木翔天投手は、昨季の61試合に続き
今季も
49試合に登板して、圧倒的な安定感を示してくれました。
2018年ドラフト8位で入団した大卒6年目の28歳左腕。
今季は4月28日ロッテ戦から無失点救援を続け、8月15日のオリックス戦で失点を喫するまで、28試合連続無失点の球団新記録を記録するという、すさまじいまでの安定感でした。
さて、その鈴木投手の年度別成績と年俸の推移を見ていきます。
年 防御率 登板 勝 敗 HLD 回数 被安 被本 三振 四球 被打率 WHIP 年俸(万円)
2024 1.66 49 2 0 24 48.2 24 0 48 21 .149 0.92 3200
2023 3.30 61 1 1 22 43.2 37 5 47 25 .236 1.42 1050
2022 4.03 38 1 3 7 38 25 2 35 25 .198 1.32 650
2021 0.00 5 0 2 0 4.1 3 0 5 4 --- --- 660
2020 13.50 2 0 0 0 1.1 2 1 1 1 --- --- 700
2019 --------------- 1軍出場無し --------------- 700
通算 2.91 151 4 4 53 136 91 8 136 76
一昨年に頭角を現しつつあった翔天は、昨季にブレ-クして防御率3.30で22ホ-ルドを挙げる活躍で、キャリアハイの成績をを挙げました。今季はそれを上回る防御率1.66と24ホールドで、被打率も大きく改善し安定感が格段に増しました。
『選手名鑑』のコメントを見ると、「右打者の被打率を下げるべく新球種取得に励む」と書いてあったので、「ふ~ん、そうか」と思って球種デ-タを見てみると
2024
2023
割合% 球速 被打率
割合% 球速 被打率
ストレ-ト 64 149.9 .180
56 149.3 .203
スライダ- 24 133.1 .029
31 133.0 .246
ツ-シ-ム 11 137.6 .200
10 140.2 .318
カ―ブ 2 124.6 --- 3 125.0 .250
新球種はありませんでしたが、被打率は全球種で格段の改善を見せていました。
では、課題としていた対右打者の 被打率
はどうだったかというと、
2023年
2024年
対右打者 .273 => .155
対左打者 .216 => .143
では、今季の楽天リリ-フ陣の中で、そしてリーグを代表するリリ-フ投手の中で、鈴木翔天投手の成績がどういう位置づけだったのかを見ていきます。
チ-ム内順位(トップ又は2位)
リーグ順位(トップ)
防御率 1.66 1 位
(藤平1.75) 7 位(ぺルドモ0.64)
登板数 49 2 位(則本54) 12 位(河野52)
HLD 24 2 位
(酒井26) 4
位(河野33)
投球回数 48.2 2
位
(
則本52
) 7
位(杉山50.1)
奪三振率 8.88 2 位
(
藤平11.27
) 11
位
(ヘルナンデス13.50)
与四球率 3.88 6 位(宋1.59) --
(
ぺルドモ0.96)
被打率 .149 1 位
(
藤平.180
)
1 位
(佐藤隼輔
.160)
WHIP 0.92
2
位
(
藤平
0.88
)
3 位
(
ぺルドモ0.82)
対象は、30試合以上登板しているリリ-フ投手(クロ-ザ-も含む)です。
被打率は、リーグの救援投手の中では堂々たる1位でした!
チ-ム内でも、与四球率を除いて1位か2位という傑出した成績を残しました。こうしてみると、鈴木翔天と藤平翔真は、防御率、
奪三振率、
被打率、
WHIPという投球の諸指標において、救援陣の中で確固たる地位を築き始めていることが判ります。
こういう優秀なリリ―バ―は大事に扱わねばいけませんね
では、来季の年俸を大胆に予想してみます。
計算の参考となるのは、何と言っても昨季から今季への上昇幅です。
年俸が1050万円から3200万円に大幅アップ(+2150、昇給率205%)した今季の成績は、昨季に比べて試合数が61から49に減った以外は、防御率、投球回数、HLD数、WHIPなどほぼすべてでキャリアハイを記録し、安定感ではチ-ムで1,2位を争うまでに大きく飛躍しました。
なので、来季の年俸は今季の2150増しを上回るのは確実かと。
ここでこれまで予想してきた投手の来季の年俸を見てみると、
藤平 救援 1450 => 4100 (+2650)
早川 先発 3300 => 6600 (+3300)
藤井 先発 1300 => 4050 (+2750)
最も参考にしなければいけない藤平の昇給率は2650万円なので、鈴木翔天についてもそれ以下の昇給額は無いだろう。何しろ2人の今季の成績は甲乙つけがたい(古い言い回し!)から。
では、来季の年俸予想は、2650万円増しの 5850万円
!
と行きたいところだが、今季の年俸がほぼ同じレベルの早川が 3300
=>6600 (+3300) であるので、もう少し色を付けないと先発と救援で『格差』がついてしまう…。
それに鈴木は2年間で110試合登板であるから、リリ-フ1年目の藤平とは『格』が違う。2年連続で『勝ちパタ―ン』の一角を占めたことも加味しなければ…。
なので、思い切ってこうでしょう!
鈴木翔天投手の来季の年俸予想は
3000万円アップの6200万円
です! (思うところあって『2800万円アップ6000万円』から修正しました)
さあ、森井球団社長の決断は如何に⁉
森井球団社長
PS) ブログの内容の一部を加筆修正しました。来季の年俸予想もアップしています。
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