記憶の記録

2009.08.24
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カテゴリ: 住宅革命
僕たちは排気口を床面に取り付けたけれど、それらは殆んど見えない場所になった。

たとえば、
キッチンは生ごみバケツを置く収納の奥の床でバケツの陰になる。排気口と人間の鼻の間に汚染物がある。汚染物は鼻から離れる方向へ流れていくから、僕たちはいつでも風上にいることになる。この考え方が換気の基本になる。

たとえば、
玄関には下駄箱がある。下駄箱は臭い。ならば、排気口は、下駄箱の中に設置する。とうぜん、下駄箱の臭いが出てくることは無い。下駄箱の容積は小さいから、あっという間に換気され、下駄箱が玄関ホールの空気を吸い、換気している状態になる。この下駄箱に仕舞われた一日履いた靴は、明日の朝にはきちんと乾いている。

たとえば、
押入れはカビやすい。断熱力のある荷物を扉を締め切りで長時間収納するからだ。朝起きたときに、外に干して、ふっくらと乾いた布団も、押入れに仕舞っておくと、夜には湿っぽくなっている。24時間換気装置の排気口が押入れの中にあれば、押入れは、24時間換気されるのだ。

たとえば、
今流行のウォークイン・クローゼットも大切な洋服を守る為に有害な防虫剤が使われていることが多い。クローゼットの中に排気口があれば、有害物質が居室側に流れ出ることは無いから、寝ている間に吸い込む心配も無くなる。


トイレには通常、換気扇を付ける。汚物が下にあるのに、使用者の鼻先を通過して排気するべく、天井に取り付けられる。汚物は暖かいから上昇するという先入観からそうしているのだろうが、現代のトイレは、殆んどが洋式で水洗だ。汚物は冷たい水の中ですぐに冷やされるのだ。トイレの排気口も便器の奥の床面に有るべきで、しかも24時間換気するべきなのだ。トイレ専用の換気扇を付けずに住むことで、換気扇から逆流する外気によるトイレの気温低下も防ぐことが出来、使用するたびに換気扇のスイッチを入り切りすることも無くなる。

排気口を床面に取り付けるという、ただ位置の選定をしただけでこれだけの、いや、実はもっとたくさんの恩恵を得ることが出来る。
住宅内の空気環境を保全することは、家族の健康に直接影響する重要課題の一つなのだ。
 僕は、住宅の革命ともいえる未来の住環境に、一歩近づいたような気がして、身体のどこかにゾクリと鳥肌が立ったようだった。

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Last updated  2009.08.24 16:45:46
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