Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年12月24日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/サルトル22/ヤスパースの2(六百三十八)
 カール・ヤスパースの精神病理学の功績は然(さ)ること乍(なが)ら、10年余に及ぶ思索ののちに三巻からなる大著として現代にも名を残す「哲学」では、「限界状況」における挫折を直視することによって超越者の暗号の世界へと立ち居出て行く立場を体系化していますが、ヤスパースの云う「限界状況」とはヤスパースの実存哲学の用語であり、平素は無自覚であるが、従来の環境への適応手段が、全く役立つことが出来得なくなった状況。環境の変動が激しすぎて、社会的に慣習化された適応手段による処理が生きている限り不可避的にそれに直面するしかない状況。死・苦悩・闘争・罪責などの根源的な場面を通して、人間は自己の実存に覚醒するとされるを極限状況を意味し、此れ等の限界状況の経験が我々人間精神を絶望のなかに突落すが、其のこと故に絶望に直面したときに初めて真の自分となる事が出来える可能性が見出され、「包括者」とも訳されるヤスパース哲学の核心をなす最も独自の実存概念「包越者/das Umgreifende」が現れ出るとしています。一部で「超越者」と翻訳されている方も見受けられていますが、「超越者」はイマヌエル・カントが哲学的には主観と客観の超越関係を可能にするもの、神学的には有限な偶然的存在を超え出た必然的存在者を指すものとしたもので、ヤスパースやサルトルの実存主義においてのように、人間がおのれの無自覚な惰性的存在を脱して,決断と選択の絶対的自由をもつ主体的実存へ飛躍することがを超越と呼称した者であり「包越者/das Umgreifende」とは意味合いが異なります。
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最終更新日  2016年12月24日 06時30分57秒
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