Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年06月08日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ22
 スピノザは主著「エチカ」、彼の心身平行論の章に於いて、特異的な才能が一際(ひときわ)思考方法に秀(ひい)出ている幾何学的秩序に従っての論証を行います。世界が人間に与える刺激に対しての感覚が、意志の発動に対しての反応として身体運動に転移して起動するときには、刺激や意志は神が感覚や身体運動を生じさせる機会的要因並びに機会の発動原因として働き、人格的意味においての神格性を持ち入ること能(あた)わずの世界存在、絶対存在としての「神」は其れ以上の強制を課さない存在であると観想し、想定しています。スピノザは思惟と延長を同一の実体(神)から発する二つの表現に過ぎないとみる一元論の立場から、「思惟と延長」が同一の実体(神)から発する以上、「唯一の実体」からの派生とする高度な被創造物である精神と肉体を持つ人間も、思惟と延長を同一の実体(神)からなる二つの表現を継承し心身の平行を保つことの重要性を一元論の立場から述べています。だからといって、「唯一の実体」であり人格的意味においての神格性を持ち入ること能(あた)わずの世界存在が人間に干渉することは有り得ません。其れ故に、人間の自由精神は確保される訳です。例え、「宗教並びに信教」上の神格・人格性を帯びた神も、人間を支配欲から自由精神を制限しない筈ですが、信仰の倫理性が其れを許しません。スピノザの場合は神は一方通行であり、神への喜びは自己に帰します。「宗教並びに信教」上の神は相互往来があり、喜怒哀楽・罪非は神に召喚され報復を免れ得ません。此のスピノザの思惟と延長を同一の実体(神)の二つの表現に過ぎないと観相する一元論の立場を、実体(神)からなる二つの表現を継承し心身の平行を保つスピノザの思考を汎神論の立場から精神物理学に巧みに応用したのが感覚に関する精神物理学の基本法則を確立したグスタフ・テオドール・フェヒナー(Gustav Theodor Fechner/1801年-1887年)です。
Gustav_Fechner1

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最終更新日  2017年06月08日 06時09分50秒
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