Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年11月24日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」時間と霊魂31
 キリストの現出が古史からの形而上哲学や円環的時間観に大いな影響を及ぼしたことは大いにあります。其れは時間の二層性・二重性の観念です。形而上哲学においても絶対者の時間と人間が存する世界の在り方からなる時間を明瞭に区分けして捉えます。物理科学上の時間は、物質の運動を捉えるのには時間の概念は欠かせない単位です。なかでも、青年期にはゾロアスター教から派生し,キリスト教のグノーシス派 と仏教の要素を加えた古代ペルシアの宗教マニ教、光と闇・善と悪・精神と物質とが截然と分かたれていた始源のコスモスへの復帰を軸として徹底した二元論的教義展開、マニ教独自の救済教義が宇宙論的に展開される教義を信奉し、次いで新プラトン学派哲学に傾倒、32歳でキリスト教に回心した初期キリスト教の西方教会最大の教父で、正統的信仰教義の完成者とされる紀元354年-430年に存したアウグスティヌスは時間を世界内時間存在と考える思考から引き離し、人間の内面精神に解答を求めます。彼は人間が時間を過去・現在・未来と区分するのに視点を定め、過去とは「既にに無いもの」であり、未来とは「未だ無いもの」である。ならば在ると言えるのは現在だけなのではなかろうか。過去や未来が在るとすれば、それは「過去についての現在」と「未来についての現在」が在るのである。過去についての現在とは「記憶」であり、未来についての現在とは「期待」、そして現在についての現在は「直観」だとします。即ち、直観とは瞬間的閃きを「直覚」することです。時間とは、人間精神の根底にある心の働きなのだとします。「神は世界創造以前には何をしていたのか」と問う人もいようが、アウグスティヌスによれば、此の類いの問いは無意味である。何故なら、人間が存する世界時間そのものが神によって創られたものだから。創造以前には人間が認識できる時間はなかったのである。神は永遠であり、過ぎ去るものは何もなく、全体が現在にある「永遠の瞬間」とも云えるものだとしています。
Saint_Augustine1

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最終更新日  2017年11月24日 06時37分24秒
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