Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年10月26日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解4
 スピノザの思考形成は「神即自然」の汎神論を唯一の実体としますが、此れは日本の西田幾多郎にも共通しています、世界そのものの成り立ちが、或る種の思考を推し進めてみても人間の思考の想定外で、無理やり言語化し得ても、具体的に述べられものなど無い不可視性を特徴とするということが要です、スピノザとともに西田幾多郎の「直感」思考を紐解くための共通の注意点です。信教の母体である宗教界の権威スピノザのみならず、当時の実存主義的な思考のアカデミーの権威からも圧力を受けます。しかしスピノザはそれでも自分の考えを曲げなかった。この一貫性こそが彼の偉人たる所以である。自然の全てが神であり、誰でも神になれるという考えを絵空事でなく、実際に証明して見せることを決意し、始めたのがレンズ磨きであった。レンズ磨きと聞けば現代人間には職人芸と映るかもしれませんが、当時のレンズを磨くことには其れ相応の思考と工夫が重要視されレンズ磨きは思考と工夫が出来得る思考家の多くが参与しています。何故、レンズ磨きに打ち込んだのかは、事程左様に、よくは分からないのですが、ドイツ人のフリードリヒ・シェリングは、ありのままの姿を映すレンズを磨くことで、真実を探求する思想家としての自分を研鑚しようとしていたのではないかと指摘しています。スピノザのレンズ磨きは、社会的に異端視され、社会の迷い子になってしまったスピノザが生計を立てるための資金を捻出する為のよすがともなりますが、 レンズ磨きに恪勤する内に彼の思考と器用さは練磨され、やがて熟練のレンズ磨きとしての地位を不動のものとし、其の名声はレンズに限らず思考の実際性の工夫がヨーロッパ中を席巻します。そして人々は彼に「レンズ磨きの神(God of lens polishing)」と礼賛する名誉を与えています。



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最終更新日  2018年10月26日 07時25分50秒
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