Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年11月26日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解33
 スピノザには或る意味で共有・共振する程の思考を持つソクラテスですが、ソクラテスがみせた真実に身を捨てる程の行動は彼には見られません。無論、軍務経験を経歴に持つ「悪法も法なり」と言い放ったソクラテスの言明に比してですが、{神学・政治論」の批判派に対する彼の行動には不足感は否めません。此れはスピノザの思想がソクラテスを理解するプラトンの国家論との相似性ではなく、真実の神の真相と人間が描く神の実相の相異に価値判断の基準が求められた所以です。彼に信仰の証を求めるのは無粋であり、世界の真相を求めることが本意であり神の由縁なのです、必定、神の定義こそが重要であり「エチカ」の中断には歯ぎしりする思いだったでしょう。スピノザの神の概念には、アウグスティヌス以来の神に仕える哲学が終焉を迎えんとした状況で、アリストテレスの神の概念を数学・幾何学概念をもって一歩前進させたこと、延長を神の属性とみとめるラディカルな概念を持ち込んだことに意義があります。其の結果は世界の真相に「啓示との整合性を必要としない自然主義的な「理(神)」を主張したことに成果を見せます。神と存在全体である宇宙・世界・自然)とを同一視する思想体系。両者を一元的に理解し,両者の質的対立を認めない点で有神論とは異なるスピノザの神概念の意義を明らかにするのは「エチカ」を以てしか考えられないのです。



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最終更新日  2018年11月26日 06時09分56秒
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