Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年12月11日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解47
 ヘーゲルは世界そのものを、精神の発展を基盤とした世界成長の過程であると理解します。それが、最終的には精神が自らの成長の結果として顕になるのが世界の見通しだと述べるのです。其処に至って初めて世界と精神の同一性が現れる。実は、ヘーゲルの「絶対精神」とはこの段階で初めて生じるるものなのです。ヘーゲルの体系では、途中は紆余曲折していて、そこでは全体を見渡すことは出来得ないものが、最終的には精神世界全てを見通す地点に達する。そこで今までの紆余曲折の過程が意味付けられるのである。精神は、実は今までの紆余曲折の過程が全て自分の前世だったことに気付くというわけです。そのことに気付いたのは、ヘーゲルが世界そのものを、精神の発展と成長の過程であると判断したことを意味します。そのことに気付かされるのが、絶対的精神であるとしするのです。ヘーゲルは自らの思考論理から弁証法的に「絶対精神」に行き着いたのでしょう。然し乍ら、スピノザは実はこうした立場を予期して既に反論を準備していました。スピノザは物体と精神とが同一であると私は主張しているのではない。それらは平行だといっているのだ。どういうことかというと、精神だけが世界ではない、精神は寧ろ世界且つ自然の一部だということだと紐解くのです。ヘーゲルは物体と精神とが絶対的同一性だと解釈したスピノザの実体は、実は、精神が世界を見渡すことを不可能にするような装置かもしれないとの欠陥を示唆しています。



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最終更新日  2018年12月11日 07時07分36秒
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