Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2019年01月26日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解93
 コナトゥスの目的指向性は個体の本性に根ざす作出原因性そのものによって保証されるのであり、作出原因性を解析すれば神存在」の恒常性に起因することから来る理由によって、スピノザは人間の目的指向的な思考傾向と行為を、自らの形而上学・自然学的体系の内に位置付けるのです。更には、スピノザはコナトゥスと倫理学の関連にも言い及びます。各個物は自らの本性の能動的な作出原因の働きによって、正当性を持った目的指向、即ち、自らの存在の維持をより良く保つような作用を選択的に行う。然し乍ら、結局のところ、本性としてのコナトゥス、行為者の意志というかたちを纏う自由意志であろうと、最終的な根拠は同様に行為者の内に求められる作出原因が重要な根拠を示します。行為者の自由意志の選択は最終的な根拠は同様に作出原因に基づく行為者の内に求められるのであるし、また自由意思・意志説においても、大抵の場合において意志は自らにとって善いものを選択する筈であるのが当然だとするから、結局両者の「選択」は、少なくとも結果の上では同じ意味を持つことになります。作出原因性と目的自由論の両者を分かつのは法則的必然性であり、スピノザは人間本性に対して楽観的であり「各人は、その善あるいは悪と判断するものを自己の本性の法則に従って必然的に欲求しあるいは忌避する」。コナトゥスは、個体そのものの作用を規定する本性の法則、すなわち作出原因の作用を其の内側から指示する因果法則によって定められており、そこから生じる結果すなわち自己維持への努力に基づく選択は必然的であるとします。一方において、自由意志説は選択原理を非決定なままにとどめておく止めておくのであり、従って原理的には、我々は意志の絶対的な力によって、自らの利益を求めることを保留したり、さらにはそうしたものをあえて避けるのは、自らがコナトゥスの破壊を求めるのであり人格の破壊が起こります。コナトゥスの目的指向性は個体の本性に根ざす作出原因性そのものによって保証されるのであり、虚無主義(英: Nihilism、独: Nihilismus)に陥ることは、此の世界存在、特に過去および現在における人間の存在には意義、目的、理解できるような真理、本質的な価値などがないと主張する混乱が待ち受けます。



哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年01月26日 07時01分01秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: