Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年07月28日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-484
 定理八 感情は共にはたらくより多くの原因から同時に喚起されるに従ってそれだけ大である。
 証明 同時に存在する多くの原因は少数の原因よりも多くの能力を有する(第三部定理七 定理七 おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。により)。したがって(第四部定理五 おのおのの受動の力および発展、ならびにそれの存在への固執は、我々が存在に固執しようと努める能力によっては規定されずに、我々の能力と比較された外部の原因の力によって規定される。により)感情はより多くの原因から喚起されるに従ってそれだけ強力である。Q・E・D・=これが証明すべきことであった。
 備考 この定理はこの部第五部の公理二 結果の本質がその原因の本質によって説明され・規定される限り、結果の力はその原因の力によって規定される。からも明らかである。
 記:人間の精神感情は喜怒哀楽、悲喜こもごもというように、ひとそれぞれ其の原因に其の原因は同様であっても其の表象するものに対しての精神感情の受け止め方にも相違があります。定理八の感情は共にはたらくより多くの原因から同時に喚起されるに従ってそれだけ大であるとの言は、推し量るに、同一性向の感情を想定しているのでしょう。然し乍ら、通常の人間の精神感情の受動的感情は正邪を超越した聖者・覚者・悟人と相違します。感情は共にはたらくより多くの原因に反応する精神感情は喜怒哀楽、悲喜こもごもは輻輳して顕れます。従いて、定理八の感情は共にはたらくより多くの原因から同時に喚起されるに従ってそれだけ大であるとの言は一定の目的のために精神感情の常恒性を保持する人間を想定したものと想われます。つまりは、自己の精神感情をある程度は認識し得る人間です。



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最終更新日  2022年07月28日 06時04分47秒
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