Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年09月20日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-記:7-5 シュタイナー思考
  1 .シュタイナーの学術履歴とその思想の変遷
 シュタイナー研究者であり、アメリカで「人智学/Anthroposophy(アントロポゾフィー.)に深く関与したへンリー・バーンズ (HenryBarns/1912 - 2008)はシュタイナーの思想をシュタイナーの言説に則して三期に分けて解説しています。第一期は認識論的、科学的土台を確立する段階 (1880年代-1910年前後)、第二期は第一期の段階を芸術的に具体化していく時期 (1910年前後 1917年頃)、 第三期は思想を社会化する時期 (1917年頃-1925) である。第一期の著作見られるシュタイナー思想の特徴は哲学的なアフローチが取られており、哲学的著作期とする。シュタイナーはカントを初め近代の哲学者たちの二元的認識論を批判し、加えてゲーテ研究からのの自然観の影響も受け自らの一元論的認識論を確固としたものにしてしきます。 こうした思索は十代後半の 1880年頃から 1900年頃まで徹底的に行われ、この時期の思想は「自由の哲学」 と 「ゲーテの世界観 」に著されています。第二期は、シュタイナーが神智学協会に入会し、神秘主義者であることを公の場に著した「神智学的転回」(1900) の時期であり 、1900年頃から 1919年頃までで、この時期を神智学的著作期とする。「神智学 (Theosophie)」や「神秘学概論 」などの神秘的著作を多く著しました。第一期で、行った「認識j についての思索は、神智学との出会いにより「人間性の進化Jを志向する方向が明確になります。人間の精神「心・魂・霊」の深みに踏み込むとともに、神性との繋がりの思想が構築されています。この時期には芸術の分野ではオイリュトミー (Eurythmie)の形式も完成し、また建築の分野でも次々と 心 (精神)と体(物質)を結びつける方法が実践的に試された時期でもあります。第三期は、第一期・第二期の思想を実践化した時期でもあり、実践思想的著作期と申せます。第一次世界大戦によるヨーロッパの人心が荒廃した状況のなかで、戦争のない世界の実現のため、人智学思想を実践に現実化した1919年頃から亡くなる彼の亡くなる1925年迄です。この時期には、社会改革をめざ した社会有機体三分節化(Dreigliederung des sozialen Organismus)理論を提示し、経済や政治の領域が精神的な領域に主導される社会を目指していたと取れます。この理論を基盤とした想、が農業や医療、教育の分野に広がり、各地で講演を行い「農業講座」、「治療教育講義 」、「教育の基礎と しての一般人間学 」等々出版されると同時に、シュタイナー学校、農業共同体、病院が設立された実践期と云えます。シュタイナーが齎したこうした組織は、現在もシュタイナーの宇宙論に基づいた実践的な活動で成果をあげているのは否定し得ません。彼の思想においては哲学的、神秘主義的、実践的な傾向へと変化・進展し、人間観と宗教性については、第一期を基盤としつつ、第二期の神秘主義的著作の時期に最も思索が深まっていたのです。



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最終更新日  2022年09月20日 06時10分11秒
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