Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月10日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」本文 ― 要約
宇宙の進化と人間
 その4 土星紀
 <土星紀に於ける人類と、土星の進化に伴う諸霊、土星紀の終わり>
 土星紀には、現在的な意味での鉱物や植物、動物は存在していなかった。そして肉体のみを備えた人間のみが存在していた。しかし、それは物体化した存在としてであって、他に物質形体を持たぬ存在たちも土星紀には現存していた。ここでの肉体とは、物質法則に支配されているものを言い、現在の鉱物・物質的な素材を備えたものを言っているのではない。そして、ここでの物質法則は、専ら熱の作用として表現される。熱は、ここでは「暖かく感じる」とか「冷たく感じる」といったように感覚に現れる限りでの熱である。感覚的には、土星紀中期には専ら熱のみが存在していた。
 土星紀には肉体の他に霊的な本性たちが住まっていたが、それらは土星の大気圏をなしていた。それら本性の内で非常に高次のもの、「叡智霊」(キリスト教霊学では「キュリオテテス」、即ち「主なる存在たち」)と呼ばれる存在たちが自らの部分を土星の物質的なものの中に沈めると、土星はそうした周囲の存在者の生命を映し出すようになった。そして土星が進化をすると、自分自身の存在の中から「意志」を流出できるようになる。この意志を受けて浄福を感じていた存在たちが「意志霊」(「座(トローネ)」)である。意志と生命との共同作用によって土星の進化が進むと、「運動霊」(「デュメナイス」或いは「力」)たちが活動を開始した。この霊たちは肉体と生命体を以ておらず、アストラル体を有していた。土星によって反射された生命はこの運動霊たちのアストラル体の諸特性を身に付けるようになり、その生命があたかも知覚行為や感情その他の魂の諸力を発しているかの如くに現れるようになった。「形態霊」(「エクスシアイ」、或いは「能」)のアストラル体が次いで反応を受け、感情の表現を伝えているかの如くに生命が振る舞うようになった。時を同じくして、現在の人間の自我のような働きを可能にしていた別の存在たち、即ち「人格霊」(「アルヒァイ」、或いは「原初」)たちの影響から、土星が人格・自我を反射するようになる。この人格霊たちは、自我を有しているという意味で、この時期に於ける人間であった。しかし彼らは肉体及びエーテル体を有してはおらず、現在の我々とは異なる人間であった。このあと、土星の進化の過程が進むと、それまで外〔大気圏〕の霊の活動を反射していたのとは対照的に、一種の内面が生じるようになる。こうなると、「火の霊」(「大天使」)や「愛の霊」(「セラフィーム」)が活動するようになる。そしてやがて、「薄明の子ら」(「天使(アンゲロイ)」)、「調和霊」(「ケルビーム」)が土星に影響するようになる。
 こうした諸霊の活動は、土星に存在する人間幻像ファントム(これは人間の萌芽である)に影響を与える。そして人間幻像が意志霊を通して特定の形姿を表すようになると霊的存在たちは次第に引退していき、土星紀は進化をやめる。このとき、土星は消滅し、宇宙は一種の休息期に入る。しかし、人間萌芽は解消してしまうのではなく、解散する。これは霊的存在たちが再びこの段階から働きかけるということを意味する。



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最終更新日  2022年10月10日 06時10分05秒
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