Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月27日
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カテゴリ: 霊魂論
第2章 人間の本質(28節 15 - 18)
15 感受魂:外界への窓
 記憶にはさまざまな段階があり、最も単純なのは、知覚対象を、別の場で再度思い浮かべる場合である。人間は、対象を知覚するだけでなく、知覚印象を保持することができる。これが可能なのは、アストラル体と自我との間にある経過が生じるからである。アストラル体が外的印象を意識化し、自我がこの意識を内に取り込むことで印象を保持することにある。… 超感覚的に観ると、まさにこの地点が体(身体)と魂の境目である。眼前の対象を意識化するのはアストラル体という体の働きであるが、その意識を永続的なものにするのは魂である。このように人間では、アストラル体と魂が密接に働き、両者はいわば一つの構成要素になっている。したがって、この両者を指して「アストラル体」と呼びうる。しかしより正確に言うなら、体側は「魂体」、魂側を「感受魂」と呼ぶことができる。
16 悟性魂
 外的対象の本質を内に取り込み、それに意識を向けるとき、一段高い構成要素が関係する。知覚対象からより離れ、自己内のものに働きかけるからである。これが行われるのが、悟性魂または心情魂と呼ばれる部分である。… 感受魂や悟性魂で対象を知覚しそれを記憶するが、その活動の方向は完全に外界向きである。自分化(自己内部化)した記憶にしても外界由来である。しかし、魂には感受魂や悟性魂以上の部分がある。それをイメージするには、ある単純な事実を超感覚的に観るだけでよい。
17 意識魂:霊界への窓
 言語の中には、他とは本質的に違う単語が一つだけ存在する。それは「私」である。他の単語は、対応する存在に対して用いられる。しかし「私」という語が指し示す存在は、言葉を発した本人だけである。私を指す語として、「私」という単語を外から聞くことはない。語り手が自分を指すときにだけ「私」と言える。「私にとってだけ、私は「私」である。すべての他人にとって私は「汝」である。そしてすべての他者は、私にとって「汝」である」。これは深い真実を表している。つまり、本来の「私」という存在は、外界にまったく依存していないのである。それゆえいかなる他者も、この言葉を私に向けて発することはない。超感覚的直観を意識的に保って来たユダヤ教では、「私」という呼称を「言い表し難き神の名前」としている。この言い方は、まさに「私」という語の特別な意味を指し示している。外的な事柄から、魂のこの上位の領域に到達することはない。魂の隠された聖域であり、同種の魂を持った存在だけがそこに参入できる。「魂が自らを「私」と認識するとき、人間の内なる神が語りはじめる」。感受魂と悟性魂の営みが外界に向かうように、魂の第三部分は、自らの構成要素を知覚することで神的領域に入っていく。
18 「私」を神と同一視している、という誤解
 第17節(意識魂:霊界への窓)上の考えは、「私」と「神」を同一視したものと誤解される可能性がある。しかし、「自我が神である」というのではなく、「自我の*あり方*が神的なものと同じである」と言っているだけである。「一滴の海水は海の水と同じ性質を示す」と「一滴の海水は海と同じである」とでは意味が違う。ここでは、一滴の海水が「私」に、海そのものが神的なものに対応する。人間の最も根源的な存在部分は神的なものに由来し、それゆえ人間には神的なものが宿ると言える。つまり人間は、この第三の魂部分を介して内的に自己を知る。したがって神秘学では、この第三部分を「意識魂」と呼ぶ。したがって、体(身体)が、肉体、エーテル体、アストラル体の三つから成るように、魂は、感受魂、悟性魂、意識魂の三つから成る。



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最終更新日  2022年10月27日 06時10分07秒
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