Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年12月01日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」概説
6 人間の本質1~10
 2:エーテル体-3 エーテル体の活動エンパシー
 エーテル体の活動の中に感情移入(エンパシー/Empathy)があります。それは、以下の1から4のプロセスによってなされます。1、他者に関心を持つ。好奇心や批判を超えた純(pure)な関心でなければなりません。2、自分自身という存在を他者にまで押し拡げます。他者に其の存在が届くのです。3、他者に届いた存在そのものが自分に自他として戻り返ってきます。4、そして他者の本質を直接体験します。他者と一になるのです。
 大切なことは他者に対して関心を持つということ。他者に対する関心が好奇心ではなく、また、批判を乗りこえて純なものであれば感情移入が起こります。我々の深奥の精神の一部が他者に届き他者に入り込む。そして他者の中に入り込んだものが、他者の精神の一部を持って私の中に戻ってきます。このプロセスを踏むことによって他者と一つになる体験をします。
 禅道は自らの深奥の感覚を世界のすべてに広げていくことが大切だといわれます。特に自然界の現象に対してこのことが当て嵌まります。草木森林に関心を向け、その植物がいったい「何」であるかをつかみ取ります。そして自分自身に返ってきたとき、そのものの本質を見ることが出来るのです。これは知的なものを超えたものなのです。
 ナザレのイエス・キリスト(Jesus Christ)は、童のような意識がどれだけ大切であるかを語っています。子どものような精神をもたなければ天国に入ることは出来得ないと。幼子はすべて外に開かれた意識を持っています。批判や評価といったものではなく在るが儘に受け入れます。子供のような意識を持つことが大切なことと、私たち大人は同時に成熟した叡智なる知識をも持っていなければなりません。子供のような純な精神と成熟した叡智が一つになったとき、私たちはエーテル的な体験ができるのです。
 母親とその子には強い感情移入の結び付きがあります。母親は子供が胎児として胎盤内にいるときからとても強い繋がりを感じます。胎児も自分が世話をされていると感じている筈です。特に出産後の最初の7年間はこのような結びつきが強くあります。仮に、我が子が傷ついたりすると母親も同じように痛みを感じます。子どもが笑ったり、楽しくしているとお母さんも同様に感じます。ところが、我が子が小学校へ行くようになっても、お母さんが子どもをつなぎとめていて、あまりにも子どもを離さない場合もあります。母親は我が子を守っていこうとしているのですが、そこにも問題はあります。母親の過保護は子供の成長という根を切ってしまいます。子どもは無意識のうちに寄りかかる関係を望むようになります。お互いに依存しあう、縛りあう関係になります。人として手に入れなければならない自由がここにはありません。父親もエーテル体の結びつきを持っていますが、母親ほどには強くはありません。中には、非常に強く子どもを自分の方に引っ張りつけようとする父親がいます。両親が子どもに期待をかけすぎると子どもは萎縮してしまう結果を齎します。
 恋愛にしろ見合いにしろ結婚した二人の関係にもエーテル的なつながりがあります。お互いが依存しあう関係はもたれかかっている関係です。一番不幸な形は虐待です。夫が妻に怒鳴ったり暴力をふるったりします。妻は意識的にではないにせよ、わざとそれを引き起こそうと仕向ける場合があります。これはエーテル体の関係の否定的な面が浮かび上がった例です。



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最終更新日  2022年12月01日 06時10分05秒
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