Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年03月09日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」読解
44 :地球紀10 人種・民族-1
 太陽の分離の直接的影響により、神智学文献において第三根源人種、レムリア人と呼ばれる人間の祖先の第三の根元的な状態が生み出された。ここでも、進化におけるこの状態に対して「人種」という呼称は、特に望ましいものではない。というのも、真の意味においては、当時の人間の祖先は、今日「人種」と呼ばれるものとは比較しえないからである。遠い過去や、同時に未来の諸進化形態は、今日のそれとはあまりにも完全に異なっているので、我々の今日の名称がただ代用品としてしか役立たず、そしてこれらの遠い時代との関係においては事実上すべての意味を失うということを、我々は完全に明確にしておかなければならない。実際、先に確認された第三根源的状態(レムリア)の進化が、後半三分の二頃に立ち至った時に初めて、「人種」ということを語り始めることができる。その時初めて、今日「人種」と呼ばれるものが形成されたのである。この「人種的特質」は、第四の根源的状態、アトランティスの進化期に、そしてさらに我々の第五の根源的状態に入っても保持される。しかし早くも我々の第五の最後において、「人種」という言葉は再びすべての意味を失うことになる。未来において人類は、「人種」と呼ぶことが不可能であるような諸要素に分割されることになるのである。(『アーカーシャ年代記より』人智学出版社/P191-192)
 レムリア時代になって人類が地上に受肉するにいたった事情はすでに述べた。そのとき以来、人間は、さまざまな本性を担うようになった。さまざまな本性が他の宇宙領界からやってきて、太古のレムリア以来の人体に受肉してきた。この事実のひとつの結果が、人種の相違を生み出した。そして再び受肉してきた魂たちは、それぞれの「業(カルマ)」に応じて、あらゆる種類の異なった生活要求をもつようになった。このようなことが続く限りは、「普遍人類」の理想など存在する余地がない。人類はひとつの統一体として出発したけれども、これまでの地球紀の進化は、分裂を重ねてきたのである。キリストを心に受け入れることができたとき初めて、一切の分裂に歯止めをかけるような、ひとつの理想が与えられた。なぜなら「キリスト」という名を名乗った人間の中には、崇高な太陽存在の作用力が生きており、どの人間の自我もこの力の中に自分のもっとも根源的な根拠を見出すことができたからである。イスラエルの民でさえ、まだ自分を民と感じ、個人をこの民の一分肢と感じていた。(神秘学概論/P304)
 レムリア時代において、「人種」が形成された。そして、これからふたたび「人種」が意味をもたなくなってくる時代へと向かっている。何故、「人種」が形成されることになったのだろうか。おそらくそれは「民族魂の使命」とも関係してくるのだろう。そしてこれから「普遍人類」へと向かい、「人種」「民族」という「分断」がなくなってゆく。しかしそれはすべての人間が同じような「顔」になるというのではもちろんなく、自分を「民」というふうに集合的なものの一分肢としてではなく自らを個としての自我をもった存在として位置づけるということである。つまり、これまで「人種」「民族」といった単位であったものが、「個」が単位となるようにシフトするということ。集合自我が個的な自我になるということ。同じ民族だから同じような「顔」というのではなく、個々の人間がそれぞれの個性をもった「顔」になるということである。「キリスト」の意味もそこにおいて見出すことができる。みずからのなかに太陽存在という中心の働きを自覚するということにおいて、個的な自我の働きが高次の意味での統一性をもって可能になるということである。性別ができたのも、レムリア期であるというが、そうした性別や人種などといった、いわば「類」的な差異を通じてしか育てていくことが可能ではなかったものがあり、個的な自我が育ってくるにつれて、今度はそうした「類」としての差異ではなく、「個」としての差異が重要になってくるということなのだろう。その意味でも「自由の哲学」が重要になってくる。



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最終更新日  2023年03月09日 06時10分05秒
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