Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年04月08日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学」解析
シュタイナーのキリスト観-2- 2:四つの福音書のキリスト叙述
第1講 福音書の光に照らした人類生成の深遠な秘密の三 マタイ福音書-1
 人間としてのキリスト・イエスとは何であったのか、彼は人間として地上での肉身の生存期間三十三年にどのように地上に働きかけたのか、この考察は、マタイ福音書との関連で展開することができます。マタイ福音書に含まれているものは、私たちに自らのうちで調和しているひとつの人間像を与えます。私たちがヨハネ福音書において、宇宙万有の一部である宇宙的な神人(Gottesmensch)を描写したなら、並びに、私たちがルカ福音書において、自らを犠牲として捧げる一個の愛の存在を描写しなければならなかったなら、そしてマルコ福音書においては、ひとつの個性のなかの宇宙意志を描写しなければならなかったなら、マタイ福音において私たちが得るのは、パレスティナ出身のひとりの人間、三十三年生き、私たちがほかの三つの福音書の考察によって獲得することのでき得たすべての統一をその内なるなかに持った人間の真の姿です。マタイ福音書との関連では、キリスト・イエスの姿がまったく人間的に、ひとりの地上の人間として私たちには現れてきますが、ほかの考察を前提としなければこの人間を理解することはでき得ません。このときこの地上の人間は色褪せているとしても、この色褪せた像のなかにはそれでも、尚やはり、ほかの考察によって獲得されたものが反映しているのです。キリストの人格についての像は、マタイ福音書に関連する考察によってはじめて与えられます。
 このように今、以前私たちが第一の福音書を取り扱った時には別の特徴づけをせざるを得なかった事柄が示されます。今私たちは二つの福音書の考察を終えましたので、これらの福音書が内的にいかに相互に位置づけられるか、そして、いかに私たちがキリスト・イエスの表像の心象を得ることができるか云うことです。これはこの地上でキリスト・イエスを通じて存在するようになった人間に、私たちがそれに相応しい準備をして近づくときにのみなのですが。ヨハネ福音書に関連づけられる考察においては、私たちに神人が立ち現れました、そしてルカ福音書との関連では、地上においてゾロアスター教や仏教の同情と愛の教えとして発展したもののなかにあらゆる方向から流れ込んだ潮流を自らのうちに統一する存在が顕われてきます。私たちがルカ福音書に注目して考察をしたとき、今まであったすべてのものが私たちにたち現れてきたのです。マタイ福音書が考察されるとき、何よりも親密詳細に私たちに立ち現れてくるのは、キリスト自身の民族から、古ヘブライ民族から生じるものでしょう、つまり、その民族に根ざした人間イエス、ほかならぬ古ヘブライ民族の内部でそうあらざるを得なかった人間イエスです。そして私たちは、地球人類のために、まさにこのキリスト・イエスの血が貢献できるために、なぜ古ヘブライ民族の血がまったく特定のしかたで用いられねばならなかったかを認識するでしょう。



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最終更新日  2023年04月08日 06時10分07秒
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