Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年05月27日
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カテゴリ: 霊魂論
アナーキズムから神智学へ *シュタイナーの「本来的自己」
6:学術からアナーキズムそして神智学-心の変遷-3 神秘学のシュタイナー
 起源・根拠・権力(arche)が無い(an-)という意味のギリシャ語の単語アナルコスに由来する。無政府主義(アナーキズム)反権力・反権威の通常解釈のアナーキストではなく、個人主義的アナーキストであったシュタイナーが神智学協会というオカルティズムのサークルへと参入したのはそれほど奇異には思えない。確かに1900 年前後のプラトン解釈や霊的世界の否定と肯定に関して決定的な差異が認められる。これらの明らかな差異にもかかわらず、彼は自らの理念を徹底させることのできる場所と戦略を神智学に見い出したのだ。大学の学者ではない知的アバンギャルドにして「本来的自己」が真の世界を「認識」するのだという絶対的確信をもつシュタイナーは、隠された「本来的自己」とその能力を開示する神智学(協会)に自らの生きる道を見い出したのである。 然し乍ら、シュタイナーは1897 年に自身が編集を務める雑誌に神智学批判の記事を書いた。彼によれば、彼は神智学における内的体験は,見せかけ以外のなにものでもないとしていた。彼の思想を指す場合に敢えて「人智学」という用語が用いられるのは此のこと故かどうか。「人智学」は、シュタイナーが1912年頃から神智学から自身の思想体系を区別するために頻繁に用いるようになった用語であるが、例えば彼の初期の哲学が「人智学の基礎」と呼ばれるように彼の思想全体を指示する言葉としても用いられる。また、ヒンズー教・キリスト教・仏教に対しても、ヴィシュヌ神のアヴァターラ(化身)であり、またシヴァ神と共に民衆から深く愛されている神クリシュナ(Krishna)、「もっともすぐれた牛」最上級の接尾辞がついたゴーダマ・シッダールタ、ナザレのイエスの三人は、それぞれの時代に神のように現れ、不滅の基盤の上に建てられた三つの宗教を人類に残した。これら三つの宗教すべては、とくにキリスト教の信仰において、結局は不純なものになってしまった。ー中略。これら三つにある人間のドグマ(教義)の不純物を浄化せよ、さすれば、純粋なありのままの本質が統一されるだろうと諫言しています。
 * シュタイナーによれば、「すべての人間はその日常の人間の他に高次の人間をもその内部に担っている。高次の人間は目覚めさせられるまではいくらでも隠れたままでいる。ー中略。神秘学徒は自分自身で新しい高次の人間を自分の中に産まねばならないのである。真剣になって超感覚的認識を求める人なら、自分を高次の秘密へ導いてくれる導師を見出すまで、どんな努力もどんな障害もおそれてはいけない。瞑想は自分の永遠不滅の核心を認識し直観するための道である。



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最終更新日  2023年05月27日 09時02分58秒
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