Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年07月23日
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カテゴリ: 霊魂論
「四次元」数学と現実
第2講:1905年3月31日、ベルリン 多次元空間に関する講義の聴講ノートと数学のテーマについての質疑応答1-1 図10- 図12
 今日は特に、非常に機知に富んだ男であるチャール・ズハワード・ヒントン(Charles Howard Hinton、1853年 - 1907年4月30日)の考えを参照しながら、多次元空間の表象に関する基本的な要素をお話したいと思います。(原註1)前回は〇次元の考察からはじめて多次元空間の表象へと進みましたが、覚えておいででしょうか。どのように二次元空間から三次元空間へと至ることができるかという表象についてもう一度簡単に繰り返しておきたいと思います。シンメトリーの関係とは何を意味しているのでしょうか。次のような互いに鏡の像である赤と青のふたつの平面図形を重ねるにはどうすればよいのでしょうか。二つの半円の場合には、赤い半円を青い半円のほうにずらしていくことで、比較的簡単にそれができます(図10)。
図10:次のような 鏡の シンメトリーをもった図形の場合は、そう簡単にはいきません(図11)。 面の内部に留まる限り、そうしたやり方で赤を青のほうにずらそうとしても、赤い部分と青い部分を重ねることはできません。けれども、これを可能にする方法があります。黒板から、つまり第2の次元から出て 第3の次元を用いれば、別の言葉でいえば 、青い図形を鏡の軸を中心にして空間中を回転させて赤の図形の上に重ねればそれが可能になります。
図11:一組の手袋もそれとまったく同じ関係にあります。3次元空間から出ることなく、片一方の手袋をもう一方の手袋に重ねることはできません。第4の次元を通過して行かなければならないのです。前回、私はこう申し上げました。第4の次元の表象を得ようとするならば、第2の次元から第3の次元に超え出るときの状況と同じ状況を成立させることによって、空間における関係を流動的なままに留めなければならないと。紙テープから互いに絡み合った空間構造を作り出すとき、その絡み合いは特定の複雑さを呼び寄せることになります。これは単なる遊びではありません。何故なら、そうした絡み合いは自然のなかに、特に物質的な対象物の絡み合った動きのなかにいつでも生じているからです。物体はそうした絡み合った空間構造において運動しています。この運動は諸力を備えていますから、その諸力もまた互いに絡み合っているのです。太陽の周りの地球の運動、そして地球の周りの月の運動を考えてください。月は、太陽の周りにある地球の軌道の周りに巻き付くような円を駆けめぐっています。つまり、月は円周の周りで螺旋を描いているのです。太陽自身が運動していますから、円周の周りの月はさらなる螺旋をなしています。その結果、空間全体を通じて広がる非常に複雑な諸力の線が生じているのです。天体は、私たちが前回考察した、シモニーの絡み合った紙テープのように、相互に関係しています。私たちは、前に述べたように、私たちがそれを固定化させないようにするときにのみ理解することができるような複雑な空間概念を取り扱っているのだということを生き生きと思い浮かべなければなりません。空間をその本質においてとらえようとするならば、私たちはなるほどまず固定的なかたちでとらえなければなりませんが、しかしさらにそれをもう一度完全に流動的なものとしなければならないのです。それは、零にまで行き着いて、そこで生きた点の本質を見出すようなものです。もう一度いかに次元が構築されるかを生き生きと思い浮かべてみましょう。点は0次元であり、線は1次元、平面は2次元、立体は3次元です。ですから立方体には、高さ、幅、奥行きという3つの次元があります。さて、さまざまな次元の空間構造は互いにどのようにふるまうのでしょうか。あなたが直線であって、1つの次元だけをもち、直線に沿ってのみ運動できると考えてください。そのような存在であるとするならば、そうした存在の空間表象はどのようなあり方をしているのでしょうか。そのような存在は1次元性を自らにおいて知覚せず、どこに行こうとも点を知覚できるだけでしょう。というのも、私たちが何かを描こうとしても直線には点しか存在していないからです。ですから、2次元的な存在が出会うのは直線だけであり、1次元存在だけを知覚するでしょう。立方体のような3次元存在は、2次元存在を知覚できますが、自分のもっている3次元を知覚することはできないでしょう。さて、人間は3次元を知覚することができます。私たちが正しく推論するならばこう言わなければなりません。1次元存在が点だけを知覚でき、2次元存在が直線だけを、そして3次元存在が面だけを知覚できるように、3次元を知覚する存在はそれ自身が4次元存在でなければならないと。人間が外的存在を3次元によって境界づけることができ、3次元からなる空間と関わることができるということは、人間が4次元的であることを意味しています。同様に、立方体が2次元だけを知覚することができ、それ自身の3次元を知覚できないように、人間は自身が生きている4次元を知覚できないということは明らかです。こうして、人間は4次元存在でなければならないということがわかりました。私たちは水のなかの氷のように、4次元の海を泳いでいるのです。もう一度、鏡の像の考察に戻りましょう(図11)。この垂線は鏡の断面を表しています。鏡は左側の図形の鏡像を反射しています。反射のプロセスは、2次元を超えて3次元を指し示しています。鏡像のそのオリジナルに対する直接的で連続した関係を理解するためには、私たちは1次元と2次元に加えて3次元の存在を仮定しなければなりません。
  さて、外的空間と内的表象の関係を観察してみましょう。 私の外にあるこの立方体は私の内なる表象として現れます(図12)。 立方体についての私の表象像は、鏡の像がそのオリジナルに対するように、立方体と関係しています。私たちの感覚器官は立方体についての心的な表象を発現させます。この表象像をオリジナルの立方体に重ねようとすれば、第4の次元を通っていかなければなりません。ちょうど2次元の鏡プロセスを連続して行う場合、第3の次元に移行しなければならないように、表象像と外的な対象との間に直接的な関係を生じさせるためには、私たちの感覚器官は4次元的でなければなりません。あなた方が2次元的にのみ表象するとすれば、夢の像だけが目の前に現れ、外の世界に対象があるなどとは考えないでしょう。私たちが何かを表象するときには、4次元空間を通じて、私たちの表象力を外的な対象の上に直接投げかけているのです。
図12:人類進化の初期段階においてアストラル状態にあった人間はただ夢見る人に過ぎませんでした。彼らの意識のなかに生じるイメージとは夢の像だったのです。人間は後にアストラル領域から物理的空間へと移行しました。このように述べるとき、私たちはアストラル存在から物理的、物質的存在への移行を数学的に定義したことになります。この移行が生じる以前には、アストラル人間は3次元的な存在でした。そしてそれ故に、その2次元的な表象を3次元的な物理的物質的な対象世界へと拡げることができなかったのです。しかし、人間が自ら物理的な物質になったとき、彼らはさらに第4の次元を獲得しそれによって生命をも3次元のなかで体験できるようになりました。私たちの感覚器官のユニークな特性によって、私たちは私たちの表象像を外的な対象に重ねることができるようになっているのです。私たちは、私たちの表象を外的な物に関係させることで、その表象を外的な対象にかぶせながら、4次元空間を通過して行くのです。もし、私たちが物の中に入り込んでそこからそれを見ることができるとしたら、つまり物は反対側から見るとしたらどのように見えるのでしょうか。そのためには、私たちは第4の次元を通って行かなければならないでしょう。アストラル世界自体は4次元の世界ではありません。けれども、物理的世界へのその反映と共に考えれば、アストラル界は4次元的です。アストラル界と物理的世界を同時に見渡すことのできる人は4次元空間に生きています。私たちの物理的世界のアストラル世界に対する関係は4次元的なのです。



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最終更新日  2023年07月23日 06時01分13秒
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