Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年01月16日
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カテゴリ: 霊魂論



第1講 ドルナハ  1916年10月8日-LXXX以下-1
第80  ピサ、カンポサント(墓地)-死の勝利(ピサ、ドゥオモ広場内カンポサント壁画(1355年頃、ブオナミーコ・ブファルマッコ作と推定)
記:ピサのドゥオモ広場内にあるカンポサントには、ブオナミーコ・ブファルマッコ作と推定される壁画があります。この壁画は1355年頃に描かれたもので、キリスト教美術における教訓画のテーマである「死の勝利」を描いています。カンポサントは1277年に完成したキリスト教墓地で、現存する最古のものの一つです。13~14世紀に100年以上の歳月をかけて造られ、簡素な外観とは裏腹に、内部建築の美しさ、石棺や石碑、フレスコ画が特徴とします。ピサのドゥオモ広場には、大聖堂、洗礼堂、カンポサント(墓所回廊)があります。ピサの斜塔は、ドゥオーモ・洗礼堂・カンポサイトと共に1987年に世界遺産に登録されてました。このテーマ「死の勝利」が発達した背景は、14世紀中頃のヨーロッパにおけるペストの大流行です。1347年頃にアジアからの貿易船を通じてシチリア島に上陸したペスト(黒死病)は、数年の間にイタリアからヨーロッパ全土へと爆発的に伝染した。当時のイタリアの文化的中心地であったフィレンツェとシエーナでは、人口の約半分を喪失したと言われています。こうした社会情勢の中で、人々の間では「メメント・モリ」(死を記憶せよ羅語/memento mori)の警句が言い習わされるようになった。このような背景のもと、主にイタリアの聖堂におけるフレスコ画として発達したのが、骸骨などの姿で擬人化された「死」が、あらゆる階級の生者を支配しあるいは打ち倒す様子を描いた「死の勝利」のテーマです。同様にペストの蔓延を背景として発達した美術テーマに、骸骨姿の死が生者に語りかけ、やがて老若男女や身分職業を問わずあらゆる人々の手を取り、踊りながら墓地へと導いていく「死の舞踏」があるが、「死の勝利」はより恐怖や凄絶さにあふれたテーマと言える。ウィキメディア・コモンズには、死の勝利 (美術)に関連するカテゴリがあります。イタリアにおける古い作例として、アンドレア・オルカーニャ作のフィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂壁画(1350年頃)がある。この作品は剥落により断片的にしか残っておらず、現在は聖堂の付属美術館に所蔵されている。他に、ブオナミーコ・ブファルマッコ作と推定されるピサのドゥオモ広場内のカンポサントの壁画や、パレルモのスクラファーニ宮殿(英語版)、クルゾーネのディシプリーニ礼拝堂などに作例が見られる。時代が下り、初期フランドル派の画家ピーテル・ブリューゲルは1562年頃に油彩画で死の勝利を描いたが、ブリューゲルは1552年から1554年ないし55年まで長期のイタリア旅行を行っており、このイタリア旅行の間に前述したいずれかの「死の勝利」の作例を目にし影響を受けた可能性が指摘されています。
ルドルフ・ジョセフ・ローレンツ・シュタイナー講演
 ここに「80ピサ、カンポサント(墓地)死の勝利」この絵を入れましたのは、アレゴリー(寓意/Allegory)的な要素が後々まで作用を及ぼしたのをごらんいただくためです。私は前に、ジオットにおいてアレゴリー的な要素が介入していることに注意を促しました。このアレゴリー的な要素も共に作用し続けています、そして今やこれは、以前の霊的でスピリチュアルな把握の多かれ少なかれ後に残されたものとなっています。抽象的なアレゴリーであるものが、とりわけ、ピサのカンポサント(墓地)の、多くの点において壮麗な絵のなかに見出されるのです。これは前の時代に属しますが、私はこのアレゴリー的な要素を、後になってもなお作用を及ぼしているものとしてお見せしたいと思ったのです。つまり、人間の感情のなかに生きているのは、霊的に自然化され、魂的に自然化された霊的なものです、もはや全体を捉えることの不可能(Nicht-mehr-Erfassenkoennen des Ganzen)であり、構成的なものです、そしてアレゴリー的なものがなおも作用しています。

第80:ブオナミーコ・ブファルマッコ-死の勝利(*推定)



参照画:ピーテル・ブリューゲル-死の勝利




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最終更新日  2024年01月16日 13時35分24秒
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