Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2024年10月18日
XML
カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第九講 1920年 3月29日   ドルナハ
第九講-3
 また肺生活といえば、密接に関連しているのは、その場所がその土地の組成によって端的に提供するものすべて、例えばこの地域のように非常に石灰質に富む土壌であるか、あるいは、石英質に富む土壌である珪質土壌、つまり始原岩層であるかといったことです。これに応じて常に、しかもかなりんの程度まで、人間の肺生活は異なっているのです。肺は本質的に、その土地の固体的な土壌の性質に左右されるからです。実際ある地域で開業しようとする医師の最初の課題のひとつは、その地域の地質学を徹底的に研究することでしょう。その地域の地質を研究することは、そもそもが、当の地域の肺を研究することに他ならないのです。ですから、肺が環境にまったく適応することができないのは、かなり不都合なことだということを明確に知っておかなくてはならないでしょう。さて、私がこういう関連で申し上げましたことを、誤解なさらないでほしいのです。肺と環境とのこの依存関係を確認するにあたって、私が言っているのは、肺の内的な構造のことであって、呼吸のことを言っているのではありません。当然のことながら、呼吸もまた、内的な構造に起因する良いあるいは良くない機能というものに左右されます。しかし今私が言っているのは肺の内的な構造のことです。肺がかさぶたになる傾向があるか、あるいは粘液化その他の傾向にあるか、これは本質的に、環境がいかなるものであるかということに依拠しています。けれども、それに加えて、肺というものは、肉体的な作業に非常に左右されるので、人間が過労になるまで肉体労働をしなければならない場合は、間違いなく肺が損なわれるのです。以上の諸関連が、肺、肝臓、膀胱、心臓のように、内的な器官から、外部に向かって、気象学的なものに向かって開かれている諸器官の依存関係へと、最も広い意味で私たちを導いていくのです。従って、これらの器官に発病があったら、物質的な方法で治療のために何かを獲得する試みが常になされねばならないでしょう。と申しますのも、これらの器官に発病があったとき、物質的な方法で獲得されるものは、何らかのしかたで持続すると申しますか、そういうものだからです。ですから、誰かが、肺が弱い傾向にあって、特定の土地にまったく合わないということが確認された場合、別のもっと合った土地に住所を定めるよう指示したなら、実際彼にとって最良のことをしたことになります。同様に、肺より上に位置している器官のためには、住む場所や生活様式をまったく変えることによってしばしばすばらしい成果があげられるのです。心臓より下に位置しているものに対しては、住む場所や生活様式の変化によってはそれほど成果をあげることはできませんが、肺および肺より上に位置しているものすべてに対しては、このように住む場所や生活様式を変えることがすばらしい成果をあげることができるのです。ただ、生体組織においてはすべてが相互作用しており、何らかのものが存在していたら、秘密の相互作用が存在していないかどうか、ちょっと考えてみなければならないということを、ここでもはっきり理解しておかなくてはならないのは言うまでもありません。例えば、心臓の血管に退縮が見られたら、こういう疑問を提示しなければならないのです、肺の退縮傾向も存在しているにではないか、この肺の退縮傾向からこの病気を把握しなければならないのではないかと。これによって少なくとも、人間と気象学上のものとの関係を示すすべてのものが暗示されているのです。外界において、天文学的なものは、気象学的なものの背後に、いわば私たちにとっては気象学的なものに覆われたかたちではじめて存在し、人間の内部にも天文学的なものが存在しています。人間の内部と外部において、皆さんが気象学的なものにおいて確かめることのできるすべてのものの背後に存在しているもの、と申しますのも、人間の内部における気象学的なものは、肺のようなもの、肝臓のようなもの、膀胱のようなもの、心臓のようなものに汲み尽くされ、外界においては気象的なものは、固体としての土壌、空気状のもの、水のようなもの、熱的なものに汲み尽くされるからですが、これは、植物的なものと鉱物的なものにおける形成プロセスであり、そしてこの植物的なものと鉱物的なものにおける形成プロセス、このように地球外的なもの、天文学的なものに近いこの形成プロセスに、常にいわば対極的に置かれているのが、人間においてこの気象学的なプロセスの背後に存在しているもの、つまり、先に挙げた四つの器官組織よりももっと内に向かって置かれているものです。植物や石のなかに外的に存在しているものと、人間の肺、肝臓等の背後にあるものとの関係はそれほど密接ではないので、この領域に由来する治療プロセスの研究は、実際のところ当然困難なものです。けれども、人間は、何らかのしかたで常に、外的に起こっていることの反対のことをどこかで成し遂げるという傾向、器官的な傾向を内部に有しているということをはっきり理解することによって、合理的な道が見出せるのです。
   第九講-3 了
参考図:人間器官と天体




オカルト・ホラー小説 ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年10月18日 06時10分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[霊魂論] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: