Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年10月23日
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カテゴリ: 霊魂論



第8項 「霊」と「魂(魂魄)」そして「霊魂」を知る
 霊魂とは、肉体とは別に存在する精神的な「実体」のことです。これは、肉体から離れて存在することが出来得ることを示し、死後も存続すると考えられていることから出てくる回答です。社会通念的には霊魂は非物質的な存在であり、物理的な身体とは異なる独立した実体を持つとされています。勿論のこと、近代思想・哲学の「人間機械論」や唯物論の史的発展に基づく唯物主観の人間論は全面的に此れを否定しています。人間機械論とは、人間を機械に見立てる立場である。通俗的には、18世紀のフランスの哲学者、ジュリアン・オフレ・ド・ラ・メトリーによる同名の著書によって知られ、その評価や理解の転換点と捉えられる。然し乍ら、 人間を機械に見立てる文脈は古くからあった。古代ギリシアの哲学者エピクロスは、万物を原子の動きと考えた。 近代哲学の祖ルネ・デカルトは、動物を機械に見立てる動物機械論者であり、人間の身体も機能的には変わらないと見立てた。人間機械論(Human Machine Theory)は、デカルトによって提唱された哲学の一分野であり、簡単に言うと、人間の体や行動が機械的な原理で説明できる「人間を一種の機械とみなす」という考え方で、例えば、心臓はポンプのようなもので、筋肉はレバーや歯車のようなものと捉えます。後世でも脳は情報を処理するコンピュータに似ているとして機械論の牙城は崩れてはいません。然し乍ら、デカルトは心と体を分けて考える「心身二元論*唯物主義主観者が残念がる一因」」をも提唱していて、心は機械で説明できない特別な存在とみなし、精神に宿る実体を伴った力に疑いをを挟み込みませんでした。つまり、肉体は物理法則に従う機械だけど、心は別の存在という二重構造の考え方。でも、デカルトのアイデアは、後の科学や哲学に多大な影響を与えた。ただデカルトは人間だけには霊魂の存在を認めた。これに対し次の18世紀のラ・メトリーは,「人間機械論(1748)」おいて人間の霊魂をも否定し,生命機械論を徹底させた。かれもまたゼンマイ時計を比較の対象とした。心と身体を接触させる場所としてデカルトは脳髄の中央にある松果腺を擬したが,生理学的にみて不当であるとします。しかし,この心身の結合のしくみをめぐって,デカルトによって提起された哲学問題は、「心身問題」と呼ばれて、人間機械論の中心にかかわる問題としては現在に至っています。人が生きて呼吸している間、霊魂はその体内に存在し、生命や精神の原動力となっています。霊魂は個人の肉体や精神をつかさどる人格的な存在であり、物質的な感覚を超えた永遠の存在と考えられています。要するに、霊魂は肉体とは別に存在し、生命や精神の根源となる非物質的な存在です。これが観念的思考の霊魂の基本的な考え方です。然し乍ら、「霊魂」という表現は、「霊」という言葉と「魂」という言葉が組み合わされています。通俗的には「霊(れい、たま)」は、すぐれて神妙なもの、神、こころ、いのちなど、多様な意味を持つとされ、そこに何かいると五感を超越した感覚「第六感」で感じられるが、物質的な実体としては捉えられない現象や存在、聖霊などのことを指すこともあるとされます。デカルトはまた生命現象をも機械的に理解し,たとえば動物は一つの自動機械とみなされるのである(動物機械論)。デカルトによれば,人間の身体もまた,心臓を一種の熱機関とするきわめて精巧な自動機械にすぎない(人間機械論)。しかし人間は動物と違って精神をもち,しかも本来は実在的に区別されるべき精神と物体がここでは固く結びついて一体をなしている
参考画:Human Machine Theory



   第8項 「霊」と「魂(魂+魄)」そして「霊魂」を知る-了


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最終更新日  2024年10月24日 16時13分40秒
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