[読書メーター OF THE YEAR] カテゴリの記事
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この夏の星を見る 辻村 深月
この夏の星を見る 辻村 深月『読書メーター OF THE YEAR 2023-24』の年間3位作品。コロナ禍でステイホームが叫ばれていた時は、子どもの学校がリモートになったりしていたけれど、自分の職環境はまったくそういうことがなくて、リモートとかのイメージが湧かなかったけれど、きっと学生さんたちはこういったことを嫌というほど経験したんだろうなぁ～と。しかし、まさか終盤にこんなに泣かされるとは思わなかった。まわりに人がたくさんいる状況（病院の待合）で、この本を読んでいたのでヤバかったです。辻村 深月の作品で読んでいないのがまだまだたくさんあるみたいだから、折を見て読んでみようかな。この夏の星を見る [ 辻村 深月 ]価格：2,090円（税込、送料無料) (2024/4/6時点) 楽天で購入
2024.04.17
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リバー 奥田 英朗
リバー 奥田 英朗『読書メーター OF THE YEAR 2023-24』の年間7位作品。奥田 英朗さんの作品は、前にも読んだよなと読書備忘録を遡って調べたら、『サウスバウンド』『コロナと潜水服』『空中ブランコ』が既読になってた。ページの多さからいって、『サウスバウンド』と同じくらいかな。今回の作品も『サウスバウンド』と同じように（といっても内容は薄っすらとしか覚えていないが💦）、引き込まれてしまう面白さがあった。渡良瀬川流域で起こった10年前と今回新たに起こった殺人事件のお話なので、ネタバレになるのでこれ以上のことは書けないけど、600ページを超える分厚い本とはいえ、飽きずにきっと読めると思います。なんとなくおすすめ。リバー [ 奥田 英朗 ]価格：2,310円（税込、送料無料) (2024/3/19時点) 楽天で購入
2024.03.30
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名探偵のままでいて 小西 マサテル
名探偵のままでいて 小西 マサテル『読書メーター OF THE YEAR 2023-24』の年間6位作品。『第21回このミステリーがすごい！大賞』受賞作品。『読書メーター OF THE YEAR』はともかく、『このミステリーがすごい！大賞』に期待したが、当てが外れた感がある。推理小説ぽいのでミステリーと言えばミステリーなのだが、人物描写がイマイチで、ストーリーもつまらなかったな。推理小説で先の展開が読めてしまう本は、致命傷だと思う。名探偵のままでいて [ 小西 マサテル ]価格：1,540円（税込、送料無料) (2024/3/9時点) 楽天で購入
2024.03.19
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ゴリラ裁判の日 須藤 古都離
ゴリラ裁判の日 須藤 古都離『読書メーター OF THE YEAR 2023-24』の年間10位作品。主人公のゴリラ ローズの知能と語彙力が高すぎるので、この小説に違和感があり、物語に入り込めなかった。案の定、巻末の謝辞でも、作者自ら描写の不備を述べていた。以前何かの動画で、子どもがゴリラの展示エリアに落ちてしまい、ゴリラがぐったりしている子供の様子を側まで寄って心配している様を見たことがある。（記憶違いでなければだが）巻末の謝辞にも、ゴリラは一般的には争いを好まない動物であると。見た目で判断してはいけない事例だと思った。ゴリラ裁判の日 [ 須藤 古都離 ]価格：1,925円（税込、送料無料) (2024/1/20時点) 楽天で購入
2024.02.01
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木挽町のあだ討ち 永井 紗耶子
木挽町のあだ討ち 永井 紗耶子第169回（2023年上半期） 直木賞受賞作品。『読書メーター OF THE YEAR 2023-24』の年間5位作品。ある事件にゆかりがあった人に、ある人物が事のあらましを聞いて回るという物語の展開は、以前読んだ『吉原手引草（松井 今朝子著）』の感じにとてもよく似ている。吉原手引草の時は事件の謎解きについては、最後の方で明かされるような展開だったけど、この作品については第四幕（芝居小屋のお話なので「章」ではなく「幕」を使っているのが粋だね）の『長屋の場』辺りで推測できるような仕掛けになっていた。この『長屋の場』は、ちょっとほろっとさせられて、素敵なお話だった。幕ごとの登場人物、登場の順番も秀逸で、とても良い本だったな。おすすめ。木挽町のあだ討ち [ 永井 紗耶子 ]価格：1,870円（税込、送料無料) (2024/1/7時点) 楽天で購入
2024.01.20
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無人島のふたり 山本 文緒
無人島のふたり 山本 文緒『読書メーター OF THE YEAR 2023-24』の年間8位作品。一昨年（2021年）の11月に、2021年本屋大賞ノミネート作品だった『自転しながら公転する』を読んだ。そして今年（2023年）の4月に2000年下半期直木賞受賞作の『プラナリア』を読んだ。割と最近になって知って読み始めた作家さんだ。若手ではないけれど、同世代の作家さんだったと認識していた。そうか、彼女はもういないのか・・・淡々と緩和ケアの毎日を日記に綴っている。それだけの本なのだが、少し泣けてきた。無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記 [ 山本 文緒 ]価格：1,650円（税込、送料無料) (2023/12/19時点) 楽天で購入
2023.12.26
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美しき愚かものたちのタブロー 原田 マハ
美しき愚かものたちのタブロー 原田 マハ『読書メーター OF THE YEAR 2019』の年間8位作品。原田 マハさんの作品は、『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』と以前読んだ。いずれも絵画に関してのお話だ。（美術関係以外の著書があるのかは知らないが・・・）有名どころの画家さんについては、名前は知っているがその作品となると不勉強があらわになって、作品の中の描写頼りになってしまう。できたら、読んでいる傍らでパソコンを立ち上げておいて、取り上げられた作品を検索して確認しながら読むと、この作品を始め10倍は楽しめるのではないだろうか。満願成就とはいかなかったものの、とりあえず国立西洋美術館が建てられ、松方コレクションが展示されたのでハッピーエンドだったのかな。美しき愚かものたちのタブロー [ 原田 マハ ]価格：1,815円（税込、送料無料) (2023/11/12時点) 楽天で購入
2023.11.26
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その本は 又吉 直樹 / ヨシタケ シンスケ
その本は 又吉 直樹 / ヨシタケ シンスケ『読書メーター OF THE YEAR 2022』の年間7位作品。すべてのエピソードは、『その本は、』から始まる。第7夜（第7章）に少し長めの文章だけのエピソードがあるが、他はイラストありの長くても数ページのエピソードだ。本の内容はともかく、ページを捲るごとに「次のページは何があるのだろう？」と少しわくわくする。不思議な本だった。ただ、本の字面だけを追う読み方をする人は、このちょっとした悪戯には気が付かないかもだけど。その本は （一般書 395） [ 又吉 直樹 ]価格：1,650円（税込、送料無料) (2023/7/26時点) 楽天で購入
2023.07.31
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チョウセンアサガオの咲く夏 柚月 裕子
チョウセンアサガオの咲く夏 柚月 裕子『読書メーター OF THE YEAR 2022』の年間5位作品。長短はあるけど11編の短編集。第1話目の『チョウセンアサガオの咲く夏』のように、短くてもキレッキレなお話ばかりだと良かったのだけれど。おそ松を長男とする六つ子が出てきたお話には、閉口してしまったな。他にも、夜這いで複数の奉公人による手籠め未遂。それと違うお話では、義父による嫁の孕ませ。（夫からすれば父親によるNTRだな）とちょっとらしくないかな。でも最後のお話で佐方貞人が出てきて、ちょっと儲かった気がしたかな。だって一応は、『佐方貞人シリーズ』になるからね。（笑）チョウセンアサガオの咲く夏 [ 柚月裕子 ]価格：1760円（税込、送料無料) (2023/2/21時点)楽天で購入
2023.02.24
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ミシンと金魚 永井 みみ
ミシンと金魚 永井 みみ『読書メーター OF THE YEAR 2022』の年間9位作品。認知症？の老婆の独り言的な文調でしばらく物語は続き、以前読んだ『おらおらでひとりいぐも』に似てるなぁ、嫌だなぁと思いながら読んでた。でも、『おらおらでひとりいぐも』のように方言（東北弁）が多々出てくる訳でもなし、読み進めるうちに何となく老婆の置かれている立場や、生き様も分かってきた。物語の途中では泣けてくる場面も。読み始めた時は、外れくじだと思ったけれど、意外に “吉” でした。ミシンと金魚 [ 永井 みみ ]価格：1540円（税込、送料無料) (2023/1/6時点)楽天で購入
2023.01.10
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新しい星 彩瀬 まる
新しい星 彩瀬 まる『読書メーター OF THE YEAR 2022』の年間4位作品。何だかちょっと悔しい。大学の合気道部で一緒だった4人の男女のお話なんだけど、なんで最後の方で、こんなに泣けてしまうんだ。真綿のようなふわふわとした筆致なのに。おい。そこの娘！トロピカルなアイスティーを飲んで、いきなり泣き笑いなんかすんなよ！新しい星 [ 彩瀬 まる ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/12/27時点)楽天で購入
2023.01.06
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きのうのオレンジ 藤岡 陽子
きのうのオレンジ 藤岡 陽子『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間6位作品。33歳で胃がん宣告を受けた主人公（遼賀）と彼を支える家族や友人の物語。若くして癌になってしまうお話なんて、可哀想でなかなか読めなっかたけど、ついに読んでしまった。💦たぶん号泣するお話なんだろうなと思ってたんだけど、意外に泣けなかった。なんでだろう？きのうのオレンジ [ 藤岡 陽子 ]価格：1760円（税込、送料無料) (2022/10/14時点)楽天で購入
2022.10.18
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彼方の友へ 伊吹 有喜
彼方の友へ 伊吹 有喜『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間2位作品。この作家さんの名前、ずっと「ゆうき」だと思ってたら、「ゆき」だと今回読んでいて気が付いた。💦そのせいではないと思うけれど、以前読んだ作品とは比べようないくらい良かった。終わりの方は、ティッシュを握りしめながら読んでたからね。読む前は、面白くなさそうなタイトルと表装だと思ってたけれど、今は激しくおすすめです。彼方の友へ [ 伊吹有喜 ]価格：1870円（税込、送料無料) (2022/9/21時点)楽天で購入
2022.09.29
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銀河鉄道の父 門井 慶喜
銀河鉄道の父 門井 慶喜『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間6位作品。第158回（2017年下半期）直木三十五賞受賞作。宮沢賢治のイメージとして、貧乏な家に生まれ苦学して作家になった・・・と勝手に思っていたんだけど、実はすごくええとこの子やったんやね。しかも地元で神童と呼ばれていた程、成績優秀だったとか。たぶん宮沢賢治の作品は、国語の教科書か何かで部分的に読んで知っているだけ。宮沢賢治その人についても、ほとんど何も知らなかった。有名な『銀河鉄道の夜』も未完の作品だったなんて、この本を読んで初めて知ったよ。💦銀河鉄道の父 （講談社文庫） [ 門井 慶喜 ]価格：1012円（税込、送料無料) (2022/9/1時点)楽天で購入
2022.09.09
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雲を紡ぐ 伊吹 有喜
雲を紡ぐ 伊吹 有喜『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間5位作品。う～ん、微妙。どこかに焦点を当てなきゃいけないのに、フォーカスし切れていないような読後感。物語において唯一の指針になりそうな登場人物が予兆もなく倒れて（ただし物語の中では強引に匂わせていたが・・・）、回復することなくそのまま退場（亡くなってしまう）って何なの？唯一、岩手にはもう一度行ってみたいと思ったので、そこは良かったかな。雲を紡ぐ [ 伊吹 有喜 ]価格：1925円（税込、送料無料) (2022/7/30時点)楽天で購入
2022.08.07
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凶犬の眼 柚月 裕子
凶犬の眼 柚月 裕子『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間7位作品。先日読んだ『検事の信義』と違って、こちらは「孤狼の血シリーズ」と呼ばれているらしい。以前読んだ『孤狼の血』の続編。それでいて、『検事の信義』とも微妙にリンクしているので面白い。シリーズ物は知らない間に、最初にそのシリーズの続編（２冊目以降）を読んでしまっていること（『検事の信義』などが正にそう）があるのだけれど、このシリーズは幸運なことに刊行の順番通りに読んでいるみたいだ。ただ時系列でいくと、このシリーズ未読の『暴虎の牙』は、『孤狼の血』の6年前のお話（昭和編）なのでどうなのかな。しかし本当にこの作家さんは女性なのに、男の思考を分かってらっしゃる。すばらしい。凶犬の眼 [ 柚月裕子 ]価格：1760円（税込、送料無料) (2022/7/15時点)楽天で購入
2022.07.21
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検事の信義 柚月 裕子
検事の信義 柚月 裕子『読書メーター OF THE YEAR 2019』の年間10位作品。「佐方貞人シリーズ」の第4弾だそうだ。前の3作はまったく読んでいないが、架空の都市 米崎市の米崎地検が舞台となっているが、たぶんこのシリーズの舞台は全て同じなんだろう。この作品に出てくる他の街、広島県次原市や広島県呉原市も架空の都市らしいのだが、だとしたらせめて県名も架空の名前にしてくれたら、変な空想もしなくて良かったのに。以前「盤上の向日葵」を読んだ時に、まるで男性作家が書くような骨太の筆致だと思っていたが、この作品はとてもソフトな感じで読み易かった。他の作品も読む予定にしているので、また楽しみが増えたかな。検事の信義（1） [ 柚月裕子 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/7/5時点)楽天で購入
2022.07.10
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コロナの時代の僕ら パオロ・ジョルダーノ
コロナの時代の僕ら パオロ・ジョルダーノ『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間3位作品。イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていく中で、2020年2月29日から3月4日までの日々の記録を兼ねて書かれたエッセイ。著者あとがきに関しては、コロナウイルスの感染が始まってからの一カ月間を振り返った内容となっているので、3月末頃の執筆だろう。どちらにしてもコロナウイルスの流行初期なので、まだまだ悲惨な状況ではないけれど、これから地獄が待っていようとは作者自身も思ってもみなかっただろう。しかし作者本人（パオロ・ジョルダーノ）は、なんとイケメンなんだろう。コロナの時代の僕ら [ パオロ・ジョルダーノ ]価格：1430円（税込、送料無料) (2022/7/2時点)楽天で購入
2022.07.05
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コロナと潜水服 奥田 英朗
コロナと潜水服 奥田 英朗『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間4位作品。5つの短編（ファンタジー？）からなる作品。どれもさらっと読みやすい。本のタイトルにもなっている潜水服。何のこっちゃと思ったら、防護服や雨合羽が売り切れて手に入らなかったので、古道具屋で見つけた潜水服をその代わりにしたというオチ。いやいや、たぶんすごく重くて代替品にはならないと思うけど。（笑）コロナと潜水服 [ 奥田英朗 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/6/5時点)楽天で購入
2022.06.15
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ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ
ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間2位作品。それと、2021年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位受賞作品だそうです。原作が良かったのか、翻訳者が上手かったのか、まるで普通の日本の小説かと勘違いするように読めてしまった。ただちょっと時間はかかったけどね。果たしてチェイス・アンドルーズは事故死だったのか、誰かに殺害されたのか？その答えは、最後の方に出てきたけれど、結局謎解きは行われず。その点は大いに不満だけど、ちゃんと泣けたし笑えたので、良しとします。ザリガニの鳴くところ [ ディーリア・オーエンズ ]価格：2090円（税込、送料無料) (2022/5/22時点)楽天で購入
2022.06.06
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ウズタマ 額賀 澪
ウズタマ 額賀 澪『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間1位作品。この本を知って装丁を見た時に、きっとほのぼの系のお話なんだろうなと勝手に想像した。たしかにラストはほのぼのとして終わったけど、そんな簡単な言葉で括れないくらい良かった。とにかく書かれている文章と自分との相性がむっちゃ合う。説明が難しいけど。それから巻末で、漫画家のきりえさんという方のマンガ解説が載っている。小説に漫画でのイメージを与えてしまうので、なんか嫌だなと思いつつマンガ解説を見てみた。なんだよ。なんで本編よりも泣けてくるんだよ。ずるいよ。ウズタマ [ 額賀 澪 ]価格：1540円（税込、送料無料) (2022/5/18時点)楽天で購入
2022.05.23
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発注いただきました! 朝井 リョウ
発注いただきました! 朝井 リョウ『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間7位作品。企業・団体等の特定目的のために書き下ろした短編小説集とのこと。その中で最後のお話（『贋作』）だけは、新作短編らしい。ネタバレになっちゃうかもだけど。時永憂衣は、例の筆職人と同一人物だったってことなのか？時永憂衣のイメージ的には、羽生結弦くんに思えるのは自分だけかな💦（作中の時永憂衣や筆職人の描写を読むとそう思えるだけで、他意はないですよ！）発注いただきました! [ 朝井 リョウ ]価格：1760円（税込、送料無料) (2022/5/10時点)楽天で購入
2022.05.18
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十の輪をくぐる 辻堂 ゆめ
十の輪をくぐる 辻堂 ゆめ『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間3位作品。泰介少年は、ほんと酷か餓鬼たい！ADHD（注意欠陥・多動性障害）が認識されていなかった時代、そういった少年を育てることは大変だったんだね。うちの子も成長してからADHDぽい自覚があったのでので、本人の希望でしばらく通院していたけれど、あまり改善しなかったみたい。ADHDの症状を自覚して、付き合っていくしかないんだろうね。あ、本のお話は、バレーボールのお話です。（笑）十の輪をくぐる [ 辻堂 ゆめ ]価格：1870円（税込、送料無料) (2022/5/1時点)楽天で購入
2022.05.10
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生命式 村田 沙耶香
生命式 村田 沙耶香『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間8位作品。いやいやちょっと・・・何？この小説マジですか？💦この作家さんの感性というか狂気を感じます。でも「俺のカシューナッツ炒め」「俺の肉団子のみぞれ鍋」とかを食べる描写を読んでたら、何だか美味しそうな感じがしてきた自分にも、狂気が潜んでいるのかしら。（笑）生命式 [ 村田 沙耶香 ]価格：1815円（税込、送料無料) (2022/4/27時点)楽天で購入
2022.05.03
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少年と犬 馳 星周
少年と犬 馳 星周『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間9位作品。多聞（主人公の犬）が西や南の方角を常に気にしているのが謎で気にかかる所だったが、謎が解明されれば理由は物語上の後付けで大したことではなかった。最初は死や厄災を招く犬だとばかり思っていて、結末が気になったが、まあそうなるよねという結末で、ちょっと期待外れだったかな。ちなみに、第163回直木三十五賞受賞作だそうです。（笑）少年と犬 [ 馳 星周 ]楽天で購入
2022.04.22
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護られなかった者たちへ 中山 七里
護られなかった者たちへ 中山 七里『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間8位作品。映画の予告編で阿部寛が佐藤健を追いかけるシーンがあったのだけれど、出て来なかったな。映画版とオリジナルは、ちょっと違うみたい。映画のホームページのキャストを見たら、なるほどこれは原作を読まないと、最後の方で犯人が判明したらビックリ仰天するだろうと思った。映画は観ていないけれど、オリジナルであるこの作品は良かった。とてもおススメ。この作品は、最近、佐藤健・阿部寛主演で映画化されたようで、本の表装が一新された模様。護られなかった者たちへ [ 中山 七里 ]楽天で購入
2022.04.11
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14歳、明日の時間割 鈴木 るりか
14歳、明日の時間割 鈴木 るりか『読書メーター OF THE YEAR 2019』の年間2位作品。ところどころで、クスっと笑わせてくれたのは良かった。たぶんこの小説を書いたのは中2の頃だと思うので、それを考えるとすごいことだと思う。でもこの作品が2019年の年間2位かぁ～読書メーターに登録している人の読書数やレビュー投稿数をポイント化して集計した結果だそうだから、しょうがないかな。14歳、明日の時間割 [ 鈴木 るりか ]価格：1430円（税込、送料無料) (2022/3/31時点)楽天で購入
2022.04.04
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予言の島 澤村 伊智
予言の島 澤村 伊智『読書メーター OF THE YEAR 2019』の年間4位作品。疋田山の怨念の正体は、序盤の自殺未遂のフリでたぶん硫化水素なんじゃないかと、読み進めて何となく分かったんだけど。タイトルからいって、もっとオドロオドロしいものを期待していたんだけど、内容はかなり拍子抜け。ところで何ですか？この物語のオチは？確かにところどころで、会話で違和感があるやり取りやし、不可思議な描写はありましたけど、これって反則技じゃないの？そういう意味では、必読の一冊かも知れないけどね。（笑）また作品の文調は、どこか知念実希人を彷彿とさせる。好き嫌いでいったら、嫌いなタイプ。（知念実希人作品も好きではない）この作家さんの他の作品は、たぶん読まないかな。予言の島 [ 澤村伊智 ]価格：1760円（税込、送料無料) (2022/3/26時点)楽天で購入
2022.03.31
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まほり 高田 大介
まほり 高田 大介『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間10位作品。始まりの方と終わりの方は間違いなく小説だったけれど、途中は学術書（民俗学・社会学・人類学等）の解説書を読まされているかのようで、かなり苦痛な読書だった。主人公の裕と亡くなったお母さんとは籍が別（たぶん戸籍がない状態だったのでは？）だった謎の伏線回収が、最後の最後に出てくる訳だが、その伏線のためにこういった学術書を読まされていたのだと最後に分かるだけに何だか悔しい。まほり [ 高田 大介 ]価格：2310円（税込、送料無料) (2022/3/12時点)楽天で購入
2022.03.27
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天使と悪魔のシネマ 小野寺 史宜
天使と悪魔のシネマ 小野寺 史宜『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間9位作品。この作家さんの場合は、短編は良し悪しだね。何てことない短編の連続でがっかりしてたら、最終のお話でそれまでの短編の伏線回収がいきなり始まる。でも悲しいかな完全に回収しきれなかった感じだけが残ってしまった。やっぱり人を描く長編に期待します。天使と悪魔のシネマ （一般書 325） [ 小野寺 史宜 ]価格：1760円（税込、送料無料) (2022/3/8時点)楽天で購入
2022.03.12
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スイート・マイホーム 神津 凛子
スイート・マイホーム 神津 凛子『読書メーター OF THE YEAR 2019』の年間7位作品。直前に読んだ本が、ほら東北弁満載の小説だったから、読み易いことこの上ない。（笑）物語の肝になりそうなミステリー＆ホラーな部分を中盤くらいに種明かしをしちゃったもんだから、ちょっと興覚め。まあ主人公の賢二の閉所恐怖症と、その兄の聡が統合失調症になった原因が、物語の本当の肝だからしょうがないんだけどね。でも帯書きにあった「最後の一ページ、ここまでやるか」の中身は、別になくても良かったんじゃないか。これがあるために、後味が良くないな。スイート・マイホーム [ 神津 凛子 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/2/13時点)楽天で購入
2022.02.25
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おらおらでひとりいぐも 若竹 千佐子
おらおらでひとりいぐも 若竹 千佐子『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間9位作品。全編の8割程度が東北弁で書かれている感じ。何となく書いてある内容は分かるものの、どうやら桃子さんの独り言、もしくは空言のようなもので、どう受け止めて良いものやら。💦読み終わってから調べて分かったのだけれど、この作品は第158回芥川龍之介賞受賞作だとか。この著者は“遅咲き”も遅咲きで、作家になる道程がとにかくすごい。「人生に遅すぎることはない」これを実践した人だ。おらおらでひとりいぐも [ 若竹 千佐子 ]価格：1320円（税込、送料無料) (2022/2/13時点)楽天で購入
2022.02.17
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まち 小野寺 史宜
まち 小野寺 史宜『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間6位作品。横尾成吾の『脇家族』『三年兄妹』『百十五カ月』。どれも面白そう。図書館に蔵書であるかな？・・・って思って調べたら、横尾成吾自身が、この作家さんの作品に登場する作家だった。その作品（『食っちゃ寝て書いて [ 小野寺 史宜 ]』）は一昨年（2020年）に発売されたものなので、この作品（2019年）と同時進行的に書いてたのかな？『ひと』もだけど、この作家さんの作品、なぜか好きだ。この作品にも、おかずの田野倉が登場するし。久しぶりに泣けたし。ちょっとハマってみるかぁ～まち [ 小野寺史宣 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/1/27時点)楽天で購入
2022.01.30
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風と共にゆとりぬ 朝井 リョウ
風と共にゆとりぬ 朝井 リョウ『読書メーター OF THE YEAR 2018』の年間3位作品。期待していた本が、まさかエッセイだったとは。物語じゃないから、全然読み進めれなかった。💦第3部の『肛門記』だけは、何とか読めたけど。でも・・・尿道カテーテル。が印象強すぎて、他の内容を忘れそう。（笑）風と共にゆとりぬ [ 朝井 リョウ ]価格：1540円（税込、送料無料) (2022/1/22時点)楽天で購入
2022.01.27
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木になった亜沙 今村 夏子
木になった亜沙 今村 夏子『読書メーター OF THE YEAR 2020』の年間4位作品。誰かに食べさせたいのに叶わない。何かに当たりたいのに当たれない。立つのも億劫で腹這いで生活する女性。何か不思議な小説だった。オチがあるようなないような。短編3つなので、あっという間に読めてしまう。芥川賞作家なのに、何と贅沢な。木になった亜沙 [ 今村 夏子 ]価格：1320円（税込、送料無料) (2022/1/16時点)楽天で購入
2022.01.18
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臨床の砦 夏川 草介
臨床の砦 夏川 草介『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間7位作品。新型コロナウィルスと戦っている、地域唯一の感染症指定医療機関の医療従事者のお話。実際の現場は、もっと過酷なのだろうと想像できる。前に勤めていた会社で、新型コロナの感染があった。感染したのは4人だったので、クラスターでなかったけれど、これはショックだった。小さな会社だったので、社員全員PCR検査を受けて、全員が陰性だった。自分はワクチン接種には懐疑的だったので、この出来事が起こるまでは接種しないつもりだったが、すぐに予約を入れた。今またオミクロン株による感染が広がりつつある。未接種の方は、まず自分自身を守るために、ワクチン接種をご検討いただきたいと思う。臨床の砦 [ 夏川 草介 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/1/12時点)楽天で購入
2022.01.16
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羊は安らかに草を食み 宇佐美 まこと
羊は安らかに草を食み 宇佐美 まこと『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間2位作品。もう何の本だったか忘れたけれど、それは満州開拓団の家族が、戦後に満州から引き上げて来る際の悲惨な物語だったと。それを思い出した。たしかその物語で、家族の何人かは途中で死んでしまったのだけれど、何人かは生き残って帰国できたような。同じように（孤児二人での引き上げだったから、もっと悲惨だったかも）引き上げの苦労が描かれているけれど、物語の核はそこではなくて、晩年の二人に関しての決して明かされてはいけない秘密だった。これはミステリー小説として読んだ方が正解なのかも。羊は安らかに草を食み [ 宇佐美まこと ]価格：1870円（税込、送料無料) (2022/1/8時点)楽天で購入
2022.01.12
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ワンダフル・ライフ 丸山 正樹
ワンダフル・ライフ 丸山 正樹『読書メーター OF THE YEAR 2021』の年間1位作品。４人の女性のお話（1話が3章仕立て）が、同時進行的に1章ずつ進んでいく。「ちょっと読みにくいなぁ～なんでこんな構成にしたんだろう？」と思っていたら、途中でその意図が分かってしまった。作品中に意図的（たぶん）にネタバレするようになっていたんだけどね。エンドロールで、それがまったくの思い違いだったのか！と一瞬思ってしまった。ちょっとこれは狡いな。でも最後に予想通りの種明かしが記載されていました。なので、この本を読む時は、最初に巻末は見てはいけません。少々読みにくいと思っても、必ず最初から順番に目を通すように。物語の内容よりも、この本の構成が面白いなと。意外に必読の一冊なのかもね。ワンダフル・ライフ [ 丸山正樹 ]価格：1870円（税込、送料無料) (2021/12/24時点)楽天で購入
2021.12.31
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