ピーターミルワード 大修館書店A5判並製函入り 図書館にて借りる ☆☆☆ 最近、ハリーポッター(発売間近!^^)、’The Lord of The Rings’、ダルジール警視シリーズ、英国妖異譚シリーズなどを愛読しているせいで、イギリスのことを少々詳しく知りたくなった。初版が83年と古い本なので、現在とは少々違っているかもしれない。著者が作中でけなしている(^^;)「退屈な歴史教科書」ではあったけど。 日本人の英語学習用副読本のようなものなので、ダルジール警視シリーズには簡便過ぎる。風景の描写に連想できるところがあった程度。ウィールディお気に入りの「サヴォイオペラ」、聖史劇についての記述も表面的なものだったし。 しかし、英国妖異譚の舞台となるパブリックスクールの場所が大体分かったのは収穫かな。また、ドルイドと修道院の関係についてシリーズ中で言及されているが、出てきた修道院(アーサー王伝説とも関連あり)は後の宗教改革時に破壊されている。その辺りへの言及も6巻以降に現れると嬉しいな。 教育制度のところでは、ホグワーツ校が全寮制のパブリックスクール(13歳入学)と一般的なグラマースクール等(11歳入学)を掛け合わせたものなんだろうか、とかおもってしまった。ただ、著者ミルワード氏の年齢が現在の学制が制定された時、高校生くらいだったらしく、今一つ良く分かっていないのかもしれない。現在日本でいうと、旧制中学の卒業者というところかな? 地方区分、宗教、余暇の項目は特に面白かったが、政治は退屈だったし、歴史については、ちょっと分かりにくかった。薔薇戦争で訳分からなくなって、その後を投げ出すせいなんだが…。地理はもう少し詳しい方が良かった。