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March 7, 2004
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明比淑子
小学館A5簡易上製
☆☆☆☆☆
 日本では唯一なんじゃないかと思えるフォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)の本。白地にシンプルなカバー、表紙の絵も素敵だ。ブックデザインも洒落ている(^_^)。

 しかし、フォーティファイドワインって、結構製法が複雑なのだった。本来はワインの長旅に対する品質保全のため、アルコールを足して、防腐剤の代わりにしていたものから、今の諸酒が発達したようだ。だが、それぞれに地元でも受け取られ方も、製法も違っていて面白い。でも、私が特に好きなポートとマデイラは完全に外国人観光客のための酒だったようだ。特にかつての大英帝国の威光と無関係ではない。地元のヒトはあまり飲まない酒なのね。だが、これを読んでいて、特にマデイラ島には行ってみたくなった。
 しかし、どこを読んでも古くからの醸造倉は、今はオートメーション化された郊外へ移ったという記述がたくさんあり、なんとなく、淋しくなってしまった。それにメーカーの統廃合も多いらしい。確かに、製法にも手間がかかるし、時代の流れを受けやすいのかな。また、本文には直接関係ないのだが、ヨーロッパの葡萄に大打撃を与えたというウドンコ病、フィロキセラ、ベト病という三大病虫害がちょっと気になった。これ、ちょっと機会があったら調べてみよ。





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Last updated  March 9, 2004 12:02:32 AM
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