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May 2, 2004
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カテゴリ: 歴史・地誌・旅行
大谷晃一
新潮文庫
☆☆☆☆
 まあ、大阪人が名より実を取る、というのはよ~く分かった。確かに、海外旅行ツアーに参加した時、リーズナブルで盛りだくさんなツアーだったせいか、関空からの参加のヒトが多かったもんなぁ。
 そういった大阪人気質は、古代から歴史上の人物に見られる、というのが面白い。仁徳天皇の御世に大阪人の原型らしき男が「大人しく人柱になれっかい#」と反発してるのだ。関東人は泣く泣く人柱になってるのに(^_^;)。楠木正成も身分の低い武士であり、河内男だったってのも興味深い。源氏に連なるヒトぢゃなかったんだねぇ。鎌倉幕府の体制外の人間の力を借りておきながら、彼らに褒賞を充分あたえず、自分たちに命をかけるのはアタリマエって感覚だったんなら、後醍醐の建武の新政は失敗するでしょう。
 そして、江戸時代、大阪の学問所は私学であり、学問の機会均等だったのが面白い。また、商才のない大商人の息子が金と暇に明かせて、学問や芸術で成功するってのもね。家は商才のある奉公人を婿養子に迎えるっていう実利主義。だが、これは五賢帝時代のローマと同じ。上手くいくのだ。
 けれど、大阪には思想がない、ってのが東京の言い分らしい(^_^;)。志賀直哉が大阪の文学を批判したのか? でも、私、志賀直哉の私小説なんて、下らんし、つまんないし、キライだけどなぁ。ただの一人上手ぢゃん、とか食わずキライしてるのだった(^_^;)。





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Last updated  May 3, 2004 12:26:38 AM
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