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May 20, 2004
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カテゴリ: ミステリ(日本)
鯨統一郎
祥伝社文庫
☆☆☆☆☆
 私も子供の頃、アニメの一休さんに親しんだ年代である(^_^;)。
 蜷川新右衛門、足利義満、世阿弥、山椒太夫…。時の有名人や、アニメで聞いたことのある名前も出てくる。しかし、一休さんはアニメの頃よりは少々大きくなっているようだ。読んでいると、本当に「好き、好き、好き、好き、好き、好き~、一休~さん」とあのオープニングが鳴り始める。

 ストーリーは大文字焼の洛中。故一休宗純の最後の愛人だった森侍者の昔語りから始まる。
 まだ、一休が建仁寺の小坊主だったころに遭遇した、北山第(後の金閣のあたり)で発生した密室(ひそかむろ)での殺人。被害者は足利義満。容疑者多数。それを、小坊主とは思えぬ知恵で解決し、同時に義満の目論見とそれが潰えるまで。
 ミステリとしては、ちょ~っと名探偵一休を活躍させるために、時代設定として如何なものか、わざとらしく作った出来事が多いような気がする。殺人事件のトリックは個人的にはイマイチだなぁ…。ミスリードの仕方はまだしも。小説としては、漫画みたいな感じで面白いんだけど。
 新右衛門どのが、いい味出してる。このキャラって、名探偵に協力的で、それなりに優秀な引き立て役の警官である。


 世阿弥がなかなかツボであった(^_^)。ので、こちらはちょっと別の本棚に…。この小説で別の本棚行きの感想が出てくるとは思わなかったぞ。





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Last updated  May 20, 2004 11:25:13 PM
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