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July 31, 2004
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カテゴリ: ミステリ(海外)
エリス・ピータース
光文社文庫
☆☆☆☆☆◎
12世紀、イングランドとウェールズの境目にあるシュールーズベリ修道院を舞台に、十字軍に従軍した経験もある若い頃は血気盛んだった、薬草に詳しい修道士カドフェルは、ある日、年老いたウェールズ出身の修道士のために、Monk's Hood(トリカブトのこと)を主原料とした浸出油を処方してやる。しかし、それが、とある荘園主の毒殺に用いられてしまう。さらに、その荘園主の後妻は40年以上も前にカドフェルが将来を誓い合った女性だった…。

 シルヴァーダガー賞受賞作。
 小さな遺留品をいくつも集めて、推理を展開し、現地に赴いたりして最後には真実にいきあたる。しかし、その解決もナカナカ大岡裁き(^_^;)だ。数多い登場人物の造形も、中世という時代の考証もしっかりしていて、文章の描写も細密で、読んでいて、目の前に中世を生きる人々が映し出されるようだ(^_^)。
 暗黒の中世ともいわれるが、この作品を読んでいると、むしろ現代人が憧れるスローライフそのもの、という気がしないでもない。まあ、冬寒そうだし、虫がいそうだし、大体殺人事件がこんなに頻発してたら、スローライフもあったもんぢゃないけどね(^_^;)。
 特に、この巻は、4ヶ月年下の叔父と、傍目には良く似た年下の甥、しかも名前もエドウィンとエドウィーという2人の悪ガキが結構ツボだった(^_^;)。





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Last updated  August 3, 2004 12:53:33 AM
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