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August 25, 2004
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カテゴリ: 日本の小説
芥川龍之介
新潮文庫
☆☆☆◎
 芥川最晩年の短編集。「大導寺信輔の半生」「玄鶴山房」「蜃気楼」「河童」「或阿呆の一生」「歯車」6篇。
 これは、鬱の時読んぢゃいけない(-_-;)。
 所詮凡人の我が身、こういった文士の死生観は理解しがたい。どうしても、何言ってんだかなー、という気分になるのだ。昭和初期の戦前では一番豊かで平和だった時代だ。時代の違いもあるかな?朝普通に出勤したのに夜、交通事故で無言の帰宅がシャレにならないものね。それどころか、出張でアメリカいったら、テロに巻き込まれて、遺体や遺品すら見つからない…、とかいう殺伐とした時代に生きている人間なので。
 個人的には「死」が象徴的に扱われている「蜃気楼」が一番すき。また、死後発表された短編「歯車」の奥さんの台詞には涙。それを無にする亭主ってやっぱり甲斐性ナシだ#。
 また、大導寺って栗本薫の「六道ヶ辻」の登場人物のモデルかなぁ?でも、未完で放棄された作品のようだけど。

 死の影におびえるのも結構だが、ナニ甘いこと言ってんのよ、この時代、まだ世間は平和だが、日本には軍隊があった。オマエ従軍したら、こんなことで不安になってらんないんぢゃないの?という気分がぬぐえない。

 こういうの、私小説っていうのかな?。やはりどうしてもピンとこない。





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Last updated  August 26, 2004 12:46:29 AM
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