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August 18, 2004
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カテゴリ: 日本の小説
ねじめ正一
新潮文庫
☆☆☆☆☆
 直木賞受賞作。この作品の名前にちなんで、舞台となった高円寺の北口商店街は純情商店街と名前を変えたそうな。今、商店街の入り口には、「純情商店街」とアーケードができている。
 いつもレッスンでここを通って師匠のお宅に通っているため、愛着を感じている。でも、巻頭の地図と実際の商店街はもう、全然違っている。今は、コンビニ・ドラッグストア・携帯ショップ・ゲームセンター・雑貨屋、なんかが狭い通りにひしめきあっている。あ、でも先の庚申通り商店街の店とごっちゃになってるかも。

 舞台は昭和三十年代後半に思える。サザエさんがこの頃の世田谷のサラリーマン家庭の漫画なら、この作品は商売人一家の小説だ。まだ子供は学校から帰ると熱心に家業を手伝っている(ちなみにうちの母もこの主人公正一と同じように家業を手伝っていたらしい)。
 コミカルな下町の人々の生活模様なのだが、読後感は爽やかで、とても幸せな気持ちになる。ちょっとシモネタもあるが、高校生くらいの子には是非読んで欲しい。それにしても…一週間も育ち盛りの男子中学生がフロに入らなかったなんて。。。(>_<)。その坊主のヨゴレ具合の描写はクサそうで、気持ち悪かった。

 そういえば、ウチの師匠、この正一とほとんど同世代じゃないかな? なんだか、親近感(^_^)。





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Last updated  August 19, 2004 01:16:05 AM
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