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March 30, 2005
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カテゴリ: ミステリ(日本)
小森健太朗
講談社文庫
☆☆☆☆☆
 結構面白かった!。欧米では歴史定番ネタなんだが。
 前半は、イエスのエルサレム入場の前日、エジプト人で隊商の通訳である「私」は、エルサレム中で話題のイエスに興味を持ち、知り合いの開放的なユダヤ人青年ゼベダイの協力を得て、ユダヤ人にイエスについてインタビューする。
 ここには、インタビューを受けた人の数だけのイエス像が描写される。言行が矛盾するイエス、ということか。インタビューを終えると、彼は、イエスが過ぎ越しの祭りを祝うためにエルサレムに来るのとすれ違いにエルサレムを旅立つ。

 後半はそのほぼ半年後に戻ってくる。彼はエルサレム中で、イエスが復活した、と騒がれているのを聞いて驚き、その状況を調査し始める。

 以下、ストーリーに触れています。未読の方はご注意くださいm(__)m

まあ、この作品通りの状態にあったのなら、確かに、イエスは死亡する前に十字架から下ろされただろう。そして、手当てを受けられただろう。が。。。。十字架から下ろされて、閉じ込められていた洞窟は死体置き場兼トイレで、恐ろしく衛生状態が悪い。全身鞭打たれ、手と足に釘を打たれ、わき腹を刺され、さらに毒入り葡萄酒すら飲まされていたかもしれない人間が、いくら健康な成人男子だとて、生きていられるだろうか?。助け出されたとしても、その後、手当ての甲斐なく死んだような気がするなぁ。結果一緒ぢゃん(ーー;)。


 27日が今年の復活祭だったので、職場近くの本屋で平積みされていたせいもあって読んでみた。やはり場面によっては、「マタイ受難曲」が脳内BGM(勝手にアタマの中で鳴り始めるのだ^^;)になった(^^♪。

 著者が参考にした作品は「イエスのミステリー」というらしい。結構面白そうな内容だ。また、昨今、イエスがエッセネ派(ユダヤ教の一派)と深い繋がりがあった、っていうのはもう定説なのかな?。こんなこと、学校じゃならわないけど。

 この著者、他にもなかなか興味深い歴史・伝奇(?)ミステリ、主に密室物を書いているようだ。機会があったら読んでみよう。





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Last updated  March 31, 2005 01:16:32 AM
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